楽天市場の急成長は楽天モバイルが支えていた?

楽天モバイルの全国でスマホショップは、もはや全国で見かけることができる(写真=オトナライフより引用)
また、講演で「楽天市場の流通総額のうち、モバイル比率が76.5%」であることを明かし、モバイルユーザーの獲得の重要性を説いた三木谷社長。2020年に華々しくキャリア業界に参入した「楽天モバイル」ユーザーの55.1%が楽天市場を利用した、というデータも示しつつ、両者のシナジーで市場をさらに拡大させていくことに自信を覗かせた。
そんな楽天モバイルはキャリア参入直後から「プラン料金1年間無料キャンペーン」という大規模なキャンペーンを実施し、多くのユーザーを獲得していったことは記憶に新しい。さらに初期に申し込んだユーザーの無料期間の終了が見えてきた1月末には「月1GBまでプラン料金は0円」という新プランも打ち出すなど、既存ユーザーの引き留め・広報効果による新規ユーザーの開拓に注力している。
楽天にとってみれば楽天モバイルの契約ユーザーのつなぎ止めは、楽天モバイル単体の収益のためだけでなく楽天市場をはじめとしたグループの関連サービスなど“楽天経済圏”全体の収益確保につながってくるようだ。その姿はまさに楽天ポイントの“二重取り”と同じ構図と言っていいだろう。
「楽天市場の10兆円到達」という大きな目標は、楽天モバイルの肩にかかっているのかもしれない。
参照元:「楽天市場」流通総額3兆円突破 三木谷社長「アマゾン、ヤフーより伸長」(新春カンファ講演要旨)【TECH+】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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