米国コンデナストは、中国のシカモアシード(Sycamore Seed)社とのライセンス契約により、「ヴォーグ(VOGUE)」ブランドのレストランとして世界で7店舗目となる「ヴォーグカフェ(VOGUE CAFE)」を北京にオープンする。「ヴォーグカフェ」が出店する北京中心部の朝陽区にある「チャイナワールドモール(China World Mall)」は、ラグジュアリーブランドが出店する北京市内有数の商業施設で、オフィスやホテル、住居で構成されている。

コンデナストは2021年に中国・上海に国内2店舗目となる「ヴォーグカフェ」を出店する計画だ。「ヴォーグカフェ」は、トルコのイスタンブール、ウクライナのキエフ、ロシアのモスクワ、ポルトガルのポルト、サウジアラビアのリヤドに出店しており、「ヴォーグラウンジ(VOGUE LAOUNGE)」をマレーシアのクアラルンプールに出店している。北京への出店について、コンデナストのマネージングディレクターのマーカス・グリンデル(Markus Grindel)は、「北京の豊かな文化と長い歴史は、絶えず進化するレストランシーンと相まって、中国で最も魅力的な都市のひとつになっています。コンデナストは中国の首都に国内初の『ヴォーグカフェ』をオープンすることに興奮しています」と述べている。

「ヴォーグカフェ」は、400平方メートル以上の敷地面積で、2つのダイニングルームとカクテルバーがあり、「ヴォーグ」のアーカイブから世界的に著名な写真家の写真や表紙が飾られている。ヘッドシェフには、イタリアやシンガポールで14年以上にわたってキャリアを積んだジャック・ヤオ(Jack Yao)が就任した。イタリア料理とアジア料理から影響を受けたオリジナルメニューがラインアップされる。「ヴォーグカフェ」は10時から22時までの営業で、年中無休だ。宅配サービスも行う。

文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO

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