上手く回答できなった質問、内容をメモしておく
質問に答えていくと、必ず回答に詰まるところが出てくるはずだ。回答に詰まってしまう場合、その理由は2つある。
- そもそも日本語でも言いたいことが出てこない
日本語では言えるが、英語の表現が出てこない
上記のうち、英語に詰まってしまう日本人の英語学習者に多いのは、実は前者のほうなのだ。たとえば、「Who has had the most influence on you?(あなたの人生に最も影響を与えた人は誰ですか?)」と聞かれたとき、あなたはそもそも日本語でぱっと回答することができるだろうか?
日頃から自分の人生に最も影響を与えた人のことについて深く考えている人はあまりいないだろうから、多くの場合、突然このようなことを聞かれると、英語として伝える以前の問題で答えに詰まってしまうのである。そして、ついつい安易に浮かびがちな「親」などと回答して、あとからその理由を考え始め、また答えに詰まる、といった具合で英会話が止まってしまうのだ。
つまり、どんな角度からも英語で自己紹介をできるようにするためには、そもそも日本語で自分のことをしっかりと紹介できる状態にしておくことが大事なのだ。
また、後者の「日本語では言えるけど、英語では出てこない」という質問にあたったら、これはスピーキング力を伸ばす絶好のチャンスだ。たとえば「自分は優柔不断なところがある」と言いたいが、「優柔不断」(be not decisive, indecisive)を英語でなんて言えばよいかが分からないといった場面だ。
このように、回答に詰まってしまった質問と表現はその都度しっかりとメモしておき、あとでその質問に対する対策や、どのような表現で説明すればよかったかを学習できるようにしておこう。
どう言えばよかったのかを調べる
一通り質問をこなし、自分が上手く回答できなかった質問や表現をまとめたら、次はそれらを英語でしっかりと説明するためにどのような表現があるのかを、辞書などを使って調べよう。辞書を見ても分からないときは、英会話の講師に聞くのもいいだろう。
こうすることで、自分が英語に詰まってしまった部分の表現だけを効率的に習得することができるので、短期間でも自己紹介のスピーキング力をアップさせることが可能だ。
言い回しを覚えたら、もう一度質問への回答を繰り返す
正しい英語表現を覚えたら、次はその表現が口になじむまで、ひたすら質問への回答を繰り返そう。一つの質問に対して、同じ内容を色々な表現で回答できるようになったら、その質問に対する対策は終了だ。こうして、自己紹介のバラエティやボキャブラリーを増やしていこう。
まとめ
いかがだろうか?上記の方法であれば、一人きりでも自分の部屋にこもっていくらでもスピーキングの練習をすることができる。30分も一人で話し続けているとだいぶ疲れると思うので、一気に100問の自己紹介をすることは難しいが、1日5問などと決めて取り組むことで、自己紹介のスピーキング力は格段に向上するはずだ。この方法は英語の中級者におすすめの方法なので、興味がある方はぜひ試していただきたい。
<この記事を書いた人>
English Hub 編集部
提供元・English Hub
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