サービス終了の裏にヤフーの影?
不可解なLINEカーナビの終了を考えるにあたってまず考えるべきは、運営するLINEの置かれた状況だろう。LINEは2020年8月にヤフーを傘下に持つZホールディングスとの経営統合を発表している。LINEとヤフーが同じグループに入ることになるわけだ。
しかし現状、ヤフーも「Yahoo!カーナビ」というカーナビアプリを扱っている。LINEカーナビをサービス継続していた場合、1つのグループの中に2つのカーナビアプリのサービスが共存することになるのだ。開発にあたるマンパワーや業界内でのシェアが分散してしまうこと等を考えると、「グループ内で1つに絞ったほうが効率的」という考えに至ったとしても決しておかしな話ではない。つまり、LINEカーナビの終了は「経営統合する提供会社の都合」による部分があった可能性も考えられるのだ。
サービスの愛用者にとっては、慣れ親しんだアプリが“大人のパワーバランス”の影響で使えなくなるのは痛手かもしれない。だがもしLINEカーナビの開発ノウハウがYahoo!カーナビに影響を及ぼしたとしたら、両者のいいとこ取りのさらに便利なカーナビアプリへと進化する可能性も秘めている。今後の2つのカーナビアプリに要注目だ。
参照元:アプリ「LINEカーナビ」、5月でサービス終了【毎日新聞】
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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