上海の地下鉄は1993年に開業して以降、総延長は538kmにも及び、世界最長に路線網となっている。そんな上海でさらに、最高級の全自動無人運転システムを採用したが2020年12月26日に運行開始した。
全自動無人運転地下鉄の18号線は南北方面の路線で、現在開始されている試運転は南方面の一部区間のみであり、8駅に停まる。そして11号線からの直接乗り換えが可能である。
そんな18号線に多くの市民が写真を撮りに訪れ、人気有名スポットとなっている。チャイトピ!は話題の18号線を訪れてみた!
最高級の全自動無人運転システム
最高級の全自動無人運転システムを採用した18号線は、自動起動、自動発車、自動折り返し、自動安全防止及び遠隔操作等の機能がふんだんに搭載されている。有人運転列車には欠かせない操縦席も、無人運転を採用したことによりそのスペースは乗客に解放されている。乗客は先頭で景色を一望できるのだ。
他の路線と比較して18号線は、乗客の乗車体験をさらに重要視している。車両内の照明はお昼には寒色、夜には暖色など、時間帯や季節によって変化する。そして毎車両ごとにワイヤレス充電器が設置されている。こちらは全国初の試みであり、ワイヤレス充電機能のないスマホなどにも対応して、USBポートも設置されている。
実際の利用者、現地の声は?
チャイトピ!は現地に赴き、利用者の生の声を聞いてきた。
【取材レポート】
利用者:とても現代的で、技術進歩の速さを感じる。現在はこの路線のみなので今後もっと無人運転の路線が増えて欲しい。
利用者:安全面では特に不安もないし、むしろ有人運転列車より交通事故の発生数が減ると思う。
チャイトピ!記者:なぜそう思うのですか?
利用者:運転手による事故や第3者による運転妨害などの事故や事件が多いので無人運転が増えればそんな事件なども減るし、今後技術が発展すればより安全性の高い乗り物になっていくと思う。
提供元・チャイトピ!
【関連記事】
・話題沸騰「屋台経済」、好調の波にのる中国大手企業ら
・コロナで需要急増のテレワーク、コロナ後は定着できるか
・中国企業2020年Q1決算まとめ(アリババ、テンセント、バイドゥ含)
・中国超人気動画配信者「李子柒」他とは違うマネタイズ方法
・利用有料化に批判殺到、中国配達ロッカー普及の課題