マイク付きイヤホンの必要性と選び方

 ZoomやTeams、Skypeなどでリモート会議をする際に、マイク付きイヤホンとウェブカメラも必要だ。

 ほとんどのPCには、マイク機能もスピーカー機能も内蔵されている。しかし、PCに向かって直接話すと、相手側に音声が上手く届かなかったり、周囲の音を拾ってしまい反響してしまったりと、音質が悪くなることが多くある。

 マイク付きイヤホンの利用を推奨する理由としては、「相手への気遣い」という側面もあるが、そもそも仕事に関わる会話を外部に漏らすのは避けたいことも大きい。

 マイク付きイヤホンにも有線と無線の二種類がある。イヤホンの線が気になる人や自由に動きながら使いたい人は、無線のワイヤレスイヤホンを、音質の良さと音声の遅延のなさを重視したい人は、有線のマイク付きイヤホンを使うといいだろう。

 「耳に突っ込むタイプのイヤホンは耳にフィットしなくていやだな…」と思っている人は、耳に掛けるタイプのイヤホンやヘッドホンもおすすめだ。
 

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JVCのワイヤレスイヤホン(耳掛け式/Bluetooth)(写真=BCN+Rより引用)

ウェブカメラの選び方

 在宅勤務中にウェブ会議をする際、社員間のコミュニケーション不足を解消するために、顔を映すよう義務づけている会社もあるようだ。

 PCにカメラが内蔵されていることも多いが、ウェブカメラがない場合は自分で外付けしなければならない。ウェブカメラにはクリップタイプとスタンドタイプの二種類があり、ディスプレイの上に簡単に取り付けられるクリップタイプが便利だろう。

 もっとも、広い範囲を映す必要があるときは、スタンドタイプのウェブカメラをおすすめする。また、どうしてもすぐに準備しないといけない場合は、スマートフォンをウェブカメラにするという奥の手もある。

 「iVCam」というアプリをスマホとPCにインストールして設定するだけで簡単に使えるようになるので、ウェブカメラを買う暇がない場合は導入を検討しよう。WindowsにもMacにも対応している。
 

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iVCam(写真=BCN+Rより引用)

あると良いもの【作業効率アップのために】

 ここまで在宅勤務に必須なアイテムを紹介してきた。次に、作業効率アップにつながるアイテムを紹介するので、ぜひとも参考に。
 

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コーヒー・紅茶とおやつ(写真=BCN+Rより引用)

コーヒーとおやつ、これは「息抜き」という意味で重要だ。コーヒーや紅茶、おやつは準備しておくと作業がはかどる。特に、自分が好きなものをそろえておくと落ち着くだろう。

 「ここまで仕事が終わったら休憩!」「何時は休憩の時間!」などと決めておくと、仕事にリズムが出てきたり、やる気も出てくるはずだ。自分でリズムをつくっていくことが求められる在宅勤務で、休憩は意外に見落とされがちな重要なポイントといえるだろう。

腰・腕に優しいPCチェア

 お金に余裕がある人は、PCチェアにもこだわりたい。腰や腕に負担が掛かりづらい構造のPCチェアであれば、長時間のデスクワークも苦にならない。特に、腰痛持ちの人はPCチェアにこだわった方が良い。

 PCチェアを選ぶポイントは次の通り。

(1)人間工学に基づいた設計になっているか
(2)肘掛けが付いているか
(3)高さ調整が可能か
(4)クッションの感触や耐久性はどうか
(5)組み立てやすいかどうか

 人間工学に基づいて設計されたPCチェアは、正しく椅子に着席することで自然と腰に負担が掛からない、良い姿勢で座り続けられる。

 クッションの感触や耐久性は触ってみないと分からない点だが、ネットショップで購入する場合は口コミを参考にしてみると良いだろう。
 

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SIHOO人間工学に基づいたデスクチェア(写真=BCN+Rより引用)

SNS・YouTubeは触るな!

 在宅勤務をしているときに注意したいのが気の緩み。「少しだけ」という気持ちから、SNSやYouTubeをつい覗くと、見入ってしまうことが少なくない。何より、集中力が途切れてしまう。スマホゲームも同様だ。
 

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業務中のSNSやYouTubeは禁止(写真=BCN+Rより引用)

仕事中は絶対にSNSを見ないように、「プライベート用のスマホには触らない」「触ったとしてもSNSは絶対開かない」などと決めておこう。

 どうしても触ってしまうという人は「スマホ依存対策」のアプリをインストールして強制的に触らないようにする手もある。

在宅勤務の環境を快適にしよう

 改めて在宅勤務で最低限用意すべきものをおさらい。

・Core i3以上のPC
・Wi-Fiルータは10~30Mbps、WPA2以上
・キーボードは自分のタイピングに合ったものを選ぶ
・マウスは手首への負担の少ないもの・機能性も見る
・ウェブカメラはクリップタイプで十分。買う暇がなければスマホで代用を!

 ここで紹介したことは、あくまでも参考程度に。自分の在宅勤務の基本のパターンがつくれたら、今度は自身の予算に合わせてバージョンアップさせながら、より良い在宅勤務の環境を整えていってほしい。

文・GEAR/提供元・BCN+R

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