
(画像=食品新聞より引用)
キーコーヒーは15日、伊勢丹浦和店(埼玉県さいたま市)の出入り口に新業態の直営店「CLAVIS(クラビス)CAFE KEY COFFEE」をオープンした。
伊勢丹への直営店出店は今回が初めて。有名ブランド店が軒を連ねる1階フロアで、近隣のファミリー層や若年層の取り込みを図るべく、コンセプト・デザイン・メニューの各点で従来の直営店にはない新しいスタイルを取り入れている。
同店は、今年8月に創業100周年を迎えたキーコーヒーの次の時代に向けた取り組みの一環でもあり、その点、横浜高島屋の新商業エリアで11日にグランドオープンしたコーヒー専門店「COFFEE BEANS Cle de YOKOHAMA(クレ・ド・ヨコハマ)」と同じ位置づけとなる。両店ともキーコーヒーのカラーを抑え、ロケーション特性に応じた店づくりで直営店全59店舗の中でも異彩を放っている。
「クレ・ド・ヨコハマ」のフランス語「Cle(クレ)」と同様に、ラテン語の店名「CLAVIS(クラビス)」は、キーコーヒーのシンボルである鍵を意味“新たな扉を開く”という思いが込められている。
「クラビス」はカフェメニューに注力しイートイン・テイクアウトの両方に対応したメニューを多彩に取り揃えている。
ドリンクは、クイックコーヒーやカフェインレスコーヒー、丁寧にドリップして提供するスペシャルティコーヒーなどを多数取り揃えているほか、「生産者の顔がみえる商品も取り揃えることで地域振興にもつなげたい」(キーコーヒー)考えから、愛知県豊橋市で作られたクラフトジンジャーシロップを使用したドリンクと和歌山由良町産のみかんジュースのメニュー提供と物販も行っている。

(画像=食品新聞より引用)
子どもにも好適なものとしては、オーストラリアメルボルン産クラフトチョコレート(ドリンク)を用意。これは、シングルオリジンのカカオパウダー、ココナッツブロッサムシュガー、100%カカオマスを加えたもので、ストーンフルーツやアーモンドのような味わいが特徴となっている。
アルコールは、ご当地埼玉県の「COEDO(コエド)ビール」の「伽羅」「漆黒」「白」をラインアップ。フードメニューは店内厨房で作るオープンサンド(タルティーヌ)や季節のパフェ、コーヒーのお供にワンハンドで食べられるスイーツ「リエージュワッフル」2種類(プレーン・シーズナル)などを取り揃えている。
家庭内需要の高まりにも対応し、物販では8種類のスペシャルティコーヒー豆(農園指定のシングルオリジンコーヒー)ほか、コーヒー抽出器具などを販売している。営業時間は10時30分~20時。
提供元・食品新聞
【関連記事】
・活性化するベーコン市場 パスタ人気が一役 料理利用で
・「クノール」軸に下半期で勝負 提案力高めながら商品価値を提供 味の素執行役員 神谷歩氏
・コーヒー飲料 PETボトルVSボトル缶 各ブランドで容器戦略の違い鮮明に
・ビール類 夏行事激減で打撃も新ジャンル好調維持
・納豆 底堅い“生活密着品” 健康&巣ごもりで再び浮上