2020年1月~10月における居酒屋の倒産は 164件発生し、すでに過去最多を更新したと帝国データバンクが発表した。このままのペースで倒産が発生すると、年間で 200件に達する可能性もあるという。
地域別でみると、「関東」が 50 件で最多。「関東」「北陸」「九州」では、すでに最多を更新している。都道府県別では、「東京都」(30 件)が最多。以下、「大阪府」(26 件)、「愛知県」(11 件)、「兵庫県」(10 件)、「福岡県」(9 件)と続く。
負債額別にみると、「1000万~5000万円未満」の小規模倒産の構成比が 80.5%(132件)を占める。「5000万~1億円未満」の倒産は 24件(構成比 14.6%)発生し、10年ぶりに 20件台となった。倒産の態様別にみると、「破産」が 155件で全体の 94.5%を占めた。
現在、各種支援などを活用し、どうにか資金繰りを維持している企業も多いと推察される。例年であれば忘年会や新年会といった居酒屋にとってはまさに書き入れ時を迎えるはずだが、第3波の発生で利用を控える動きもより強まるだろう。年末年始需要の消失で、倒産ペースが加速しそうだ。
提供元・フードリンクニュース
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