三陽商会は12月21日、神奈川県の強羅保養所と千葉県の興津保養所の2施設を売却すると発表した。国内法人に譲渡し、今回の固定資産の譲渡にともなう譲渡益は約3億8000万円になる予定だ。また、店舗の撤退に伴う費用が発生し、約3億円を解約違約金として特別損失に計上する予定。さらに、早期退職者を募集することも発表した。販売職をのぞく退職時において40歳以上の正社員が対象で、募集期間は12月21日から2021年1月29日まで。退職日は2021年2月28日で、優遇措置として退職者には所定の退職金に加えセカンドキャリア支援金を支給し、希望者には再就職支援会社を通じた再就職支援を行うという。セカンドキャリア支援制度の実施に伴い発生する費用は、2021年度2月期連結決算において特別損失として計上する。
文・高村 学/提供元・SEVENTIE TWO
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