ポッカサッポロフード&ビバレッジは15日、主要レモン商品ブランドの「ポッカレモン100」と「キレートレモン」が好調に推移し、ともに過去最高出荷の見込みとなると発表した。

レモンの健康価値の情報拡散やレモンサワー・レモネード・レモンケーキなどのトレンドでレモンへの接触機会が増えていることに加えて、コロナ禍による生活環境の変化が追い風になった。

「ポッカレモン100」では、自粛期間中に家庭内で料理や食事をする機会が増え、お菓子づくりや家飲みなどレモン商品を使用するレシピの増加で1-11月の販売数量は前年同期比24%増となった。

一方、「キレートレモン」も、飲料市場がコロナと天候不順の影響で前年割れが確実視される中、1-11月で7%増となった。この要因について同社は「健康意識の高まりやリフレッシュ需要などから身近な商品として健康的なイメージを持つ『キレートレモン』各アイテムが支持されている」と推測している。

同社は19年も「ポッカレモン100」と「キレートレモン」が過去最高の出荷量を記録して19年レモン事業の売上げは約250億円に達した。

提供元・食品新聞

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