東京都の港区六本木にある国立新美術館は、東京のど真ん中にある都市型美術館です。
広大な敷地を持ちながら、常設展示のコレクションを持たず、一年を通してさまざまな企画展が行われているのが大きな特徴といえます。

日本を代表する建築家、黒川紀章の設計によって建てられた美術館は、内観、外観共に近代的な印象を感じさせる作りです。

博物館内には、展示の他にも、グルメやミュージアムショップといった豊富な見所があります。
周辺のグルメスポット、観光スポットと合わせて観光を楽しみましょう。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休業あるいは営業時間の変更等の措置を取っている店舗・施設がございます。

お出かけ前に、店舗・施設の公式HPやSNS等で最新情報のご確認をお願い致します。

目次
国立新美術館ってどんなところ?
国立新美術館の利用情報
国立新美術館へのアクセス
国立新美術館の歴史とは?
国立新美術館観光の見どころとは?
1. 細部に工夫が凝らされた『国立新美術館の建築』
2. テーマに沿った期間限定展示『企画展』
3. デザイン性に富んだお土産がいっぱい!『ミュージアムショップ』
4. 休憩から食事まで!『カフェ・レストラン』
国立新美術館周辺の観光スポット情報
1. 都心にそびえるショッピングスポット『東京ミッドタウン』
2. ミッドタウンに隣接するグリーンパーク『グリーン&パークと檜町公園』
3. 厄払いや安産祈願のパワースポット『乃木神社』

国立新美術館ってどんなところ?

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(写真=TABI CHANNELより引用)

東京都 の港区六本木にある国立新美術館は、国際最大級といわれる14,000m2にも及ぶ広大な敷地を生かした展示を楽しめる都市型美術館です。
特定のコレクションを持たずに、アートに関する情報を展示やワークショップ、資料などを通して幅広く発信しています。
そのため、ミュージアムではなく、ナショナルアートセンターと呼ばれるのも大きな特徴です。

森の中の美術館と呼ばれるコンセプト通り、美術館の周辺は木々に囲まれ、静かな空間の中でアートを楽しめます。
波打つようなデザインのガラスが特徴的で、展示だけでなく、外観や内装を歩いて楽しめる美術館です。
館内にはカフェやレストランが併設され、美術鑑賞以外にもランチやディナーの際に利用できます。

館内には小さな子供のおむつを替えられるトイレ、フラットで車いすでも安心して通れる床など、バリアフリーな設備も整っています。
幅広い世代の方がアートをより身近に感じられる場所が、国立新美術館です。

国立新美術館の利用情報

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館は、コレクションを持たず、常設展示が行われていない美術館です。
そのため、企画展ごとに利用料金や展覧会の開催期間が異なります。

企画展では、2018年の7月時点で行われているルーブル美術館展のように、他の美術館から借り受けた貴重なコレクションが展示されることも!
企画展の料金や開催期間等の情報は、常時HPに載せられてるので確認して足を運びましょう。

展示会を鑑賞せず、館内にあるカフェ、レストランやミュージアムショップといった施設のみを利用する場合の入場料は無料となっています。
その他にも、美術にまつわる資料を閲覧できる図書館、旧陸軍にまつわる展示を眺められる別館など、無料利用できる施設も豊富なスポットです。
美術鑑賞はもちろん、グルメスポットや東京観光の休憩スポットとしても利用してみましょう。

国立新美術館へのアクセス

東京の六本木という、繁華街の中という立地に恵まれた国立新美術館。
アクセスには、電車やバスといった公共交通機関を使うのが便利です。
美術館には、備え付けの駐車場はないので、最寄りの駅、バス停から徒歩でアクセスしましょう。

電車でのアクセス 

  • 東京メトロ日比谷線 六本木駅4a出口から徒歩5分
  • 東京メトロ千代田線 乃木坂駅6番出口直結
  • 都営大江戸線 六本木駅7番出口から徒歩4分

バスでのアクセス

  • 都営バス 六本木駅前下車から徒歩7分
  • 都営バス 青山斎場下車徒歩約5分

    その他車を使ってアクセスする場合は、周辺にある有料パーキングを使いましょう。
    都営地下鉄大江戸線、東京メトロの駅にはエレベーターがあるので、車いすの方や足が不自由な方は、そちらを利用して、国立新美術館に足を運べます。

    国立新美術館の歴史とは?

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(写真=TABI CHANNELより引用)

美術に関する情報の発信、大人から子供まで対象とした教育普及活動のために作られたのが国立新美術館です。
2007年に開館したこちらの美術館は、東京という国際都市にあり、国民より文化に親しみを感じられるような、芸術発信の拠点としての役割を果たしています。

年間200万人を超える観光客が、美術館には訪れ、連日賑わいを見せています。
企画展示としては、海外美術館の作品を鑑賞できるものから、映画監督、新海誠の軌跡をたどる展示まで、幅広いジャンルの作品が展示されているのも魅力です。

2017年には開館10周年を迎え、ますます注目が集まる国立新美術館。
美術館内の展示や施設の魅力をグッと掘り下げて紹介していきます。
周辺のグルメスポット、観光スポット情報と合わせて、お出かけの参考にしてみてください!

国立新美術館観光の見どころとは?

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館は、一年を通して、さまざまなテーマで行われる企画展、カフェやレストラン、ミュージアムショップなど、豊富な見所がある観光スポットです。
そんな国立新美術館の見どころを、実際に何度も足を運んでいる筆者が紹介していきます。
館内にあるカフェ・レストランの企画展示とコラボした特別なメニューをはじめ、厳選したおすすめ情報を観光の参考にしてみてください。

1. 細部に工夫が凝らされた『国立新美術館の建築』

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館観光をする上で欠かせないのが、建築そのものの存在感と近代的な設計です。
遠くから見ても一際目に入るその建物は、日本を代表する建築家である黒川紀章によって設計されました。

美術館全体がガラス張りになり、訪れた人に透明感を感じせるデザインです。
透明のガラス窓からは、晴れた日には太陽の明かりが降り注ぎ、開放感や温かみを感じさせます。
屋外からは館内の様子が、屋内からは美術館周辺の緑あふれる景色を眺められるのが利点です。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

館内には、地上4F~地下1Fという広大な空間が広がります。
床はフラットで歩きやすく、車いすや杖を付いて歩く方も安心です。

館内には、椅子もたくさん置かれているので、美術鑑賞で疲れた足を休みたいときに利用しましょう。
木目で暖かみを感じさせる床、頭の上を遮るものがない天井の高さなど、細かい設計が訪れた人に過ごしやすい空間を演出しています。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館の中央付近は、吹き抜けのようになっています。
2Fや3Fといった階からは、下の階の様子や透き通る窓からの景色を楽しみましょう。
大きな円柱のような形をした建築の上には、カフェやレストランがあります。

2. テーマに沿った期間限定展示『企画展』

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館では、一年を通して、さまざまなテーマを元に展示品が集められる企画展が行われています。
常設展示のコレクションを持たないこちらの美術館では、企画展がメインの展示です。
企画展の期間料金は、毎回変わるのでHP等で確認して足を運びましょう。

2018年7月時点で行われているルーブル美術館展は、日本では見られない ルーブル美術館 のコレクションが展示されています。
東京メトロ、乃木坂駅から歩いてすぐの場所、正面入り口目の前にチケットカウンターがあるので、当日券購入の方はそちらを利用しましょう。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

企画展示の内容は、ジャンルを問わずバリエーション豊富です。
海外美術館からコレクションを借り受けたもの、過去には映画監督、新海誠の作品の軌跡を追う企画展も開催されました。
展示によって写真撮影可能なものや不可能な展示があるので、係りの方に訪ねてみましょう。

企画展示の部屋は広く、少なくとも全作品を見ていると1時間前後はかかるのではと感じました。
音声ガイドも有料で貸し出されているので、より詳しい展示に関する説明を聞きたい方は利用しましょう。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

展示にもよりますが、写真撮影を楽しめるフォトスポットが設けられている企画展もあります。
筆者が足を運んだルーブル美術館展では、ルーブルの顔というテーマにちなんだ顔はめパネルが!
国立新美術館観光の思い出やインスタグラム用の写真を撮るのにおすすめです。

3. デザイン性に富んだお土産がいっぱい!『ミュージアムショップ』

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館の地下1Fには、ここでしか買えないグッズを豊富に取り扱うミュージアムショップがあります。
地下1Fの半分ほどのスペースを使ったミュージアムショップに行けば、自分好みのお土産やグッズに出会えるはずです。
販売されているお土産のジャンルは、お菓子などの食品からポストカード、日用雑貨まで多岐にわたります。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

ミュージアムショップの中には、トートバッグやTシャツなど普段使いできるアイテムが豊富にあります。
トートバックコーナーの商品を手に取ってみたところ、デザイン性はもちろん、キャンバス地で耐久性がある商品も多く長く使えるアイテムばかりです。

Tシャツも意外と知られていないメーカーのデザイン性が高い商品が売れられ、掘り出し物を見つける楽しみを感じました。
1枚100円単位のポストカードもあり、気軽に購入できるお土産も豊富です。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

企画展示とコラボした期間限定のミュージアムショップも開かれています。
こちらのショップは地下1Fではなく、企画展示と併設されているので注意しましょう。

企画展示にまつわる絵画やアート作品をモチーフにしたポストカードや複製画は、家でもアートな気分に浸れる一品です。
展示作品を紹介するパンフレットもあるので、詳しく作品を知りたい方は購入してみましょう。

4. 休憩から食事まで!『カフェ・レストラン』

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館の地下1F~地上3Fにはそれぞれカフェやレストランがあります。
それぞれ、一休みできるカフェ、本格的なフレンチをいただけるレストランなど、お店ごとに特色があるので、用途に合わせて足を運びましょう。

2Fにあるカフェ「サロン・ド・テ ロンド」は、逆円錐状の建築の上にある外観が独創的なカフェです。
ドリンクや軽食の他に、企画展とコラボした期間限定メニューも販売されています。
3Fにあるレストランでは、展示作品をモチーフにしたフレンチコース料理もいただけるので、記念日や大切な方との食事にも使えます。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

数あるカフェ・レストランの中でも穴場として紹介したいのが、地下1Fのミュージアムショップ奥にある「カフェテリア カレ」です。
カレとは、フランス語で四角いを意味する言葉で、名前通り、四角く開放感のある空間が広がります。

メニューはカレーライスや洋食、ケーキをはじめとするデザートまで、大人から子供まで楽しめる料理ばかりです。
地上階のカフェ・レストランに比べて席も取りやすいので、お昼の混雑時にも利用してみましょう。

こちらは新海誠監督の大ヒットとなったアニメ映画「君の名は。」でも舞台となっています。

国立新美術館周辺の観光スポット情報

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館と合わせて楽しめる周辺観光スポット情報を紹介していきます。
筆者が実際に足を運んで選んだ場所のみを厳選!

美術館周辺は、東京の都心部らしいラグジュアリーなショッピングモールからリラックスして過ごせる公園まで、観光スポットに恵まれています。
観光の際は、ぜひ参考にしてみてください。

1. 都心にそびえるショッピングスポット『東京ミッドタウン』

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(写真=TABI CHANNELより引用)

東京ミッドタウンは、国立新美術館から徒歩4分程の場所にある商業施設です。
道なりに真っすぐ歩いていくと、すぐに到着するので国立新美術館からのアクセスも便利!
そびえ立つ大きなビル、木々に囲まれた広場を目印にしましょう。

東京ミッドタウンの中には、比較的リーズナブルなセレクトショップから、高級ブランド店まで、幅広いジャンルのお店が並んでいます。
レストランフロアや開放的なカフェテラスもあり、国立新美術館観光後のショッピング、飲食の際に使える観光スポットです。

東京ミッドタウンの観光情報

住所 : 東京都 港区 赤坂9-7-1
アクセス : 東京メトロ乃木坂駅から徒歩4分、国立新美術館から徒歩4分
電話番号 : 03-3475-3100
定休日 : 年中無休
営業時間 : ショップ 11:00~21:00 レストラン 11:00~24:00
料金 : 無料

2. ミッドタウンに隣接するグリーンパーク『グリーン&パークと檜町公園』

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(写真=TABI CHANNELより引用)

東京ミッドタウン裏手にある檜町公園とグリーン&パークと呼ばれる広場は、リラックスしたひと時を過ごしたい方におすすめの観光スポットです。
都会のど真ん中に、かなり広い敷地の緑あふれる公園が広がり、散策や観光の合間の休憩ができます。

公園の中には、子供が遊べる小さな噴水や水場があり、夏でも涼しげです。
彫刻やアーティスティックな遊具もあり、六本木の街中にある公園ならではのデザイン性を感じられます。
園内には花も溢れ、見ているだけで癒しに!
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

公園の中には無料の休憩所があり、そこから見える景色は日本らしい情緒を感じさせます。
池の奥に向かって歩いていくと、自然に囲まれた小さな渓谷のようなエリアも!
水が流れる心地良い音に耳を傾けながら、癒しのひと時を木陰で過ごしましょう。

グリーン&パーク 檜町公園の観光情報

住所 : 東京都港区赤坂9丁目7-9
アクセス : 都営大江戸線六本木駅から徒歩4分、国立新美術館から徒歩6分
電話番号 : 03-5413-7015
定休日 : 年中無休
営業時間 : 常時開放(グリーン&パークは5:00~23:00)
料金 : 無料

3. 厄払いや安産祈願のパワースポット『乃木神社』

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館から徒歩6分、東京メトロ乃木坂駅から徒歩1分の場所にある静かな神社です。
明治天皇に対して、自刃を果たしてまで忠誠を見せた乃木将軍夫妻が祀られています。
現在では、安産祈願、良縁、厄払いなどのご利益があるといわれるパワースポットです。

神社の本殿までの参道途中には、乃木将軍夫妻が暮らしていたといわれる旧乃木邸などの建築もあります。
本殿の隣には受験生合格祈願のスポット、正松神社もあり見どころが豊富です。
レストランも併設されているので、食事も観光と合わせていただけます。

乃木神社の観光情報

住所 : 東京都港区赤坂8-11-27
アクセス : 東京メトロ乃木坂駅から徒歩1分、国立新美術館から徒歩6分
電話番号 : 03-3478-3001
定休日 : 年中無休
営業時間 : 拝観自由
料金 : 無料

国立新美術館で芸術鑑賞を楽しもう!

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(写真=TABI CHANNELより引用)

国立新美術館観光をより一層楽しむためのポイントや魅力を掘り下げて紹介してきました。
コレクションを持たず、常に新しい企画展が開かれているのが大きな特徴の国立新美術館。
広大な敷地を生かしたスケール感ある企画展は、訪れた人を驚かせます。

企画展の他にも、館内にカフェ・レストランがあり、企画展とのコラボメニューも味わえます。
魅力溢れる国立新美術館と、その周辺の観光スポット、グルメスポットで一日お出かけを楽しみましょう。

提供元・TABI CHANNEL

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