札幌の初冬を彩る風物詩として知られる「さっぽろホワイトイルミネーション」(実行委員会主催)が11月20日、札幌市中央区の大通公園など5会場で始まった。

 今年で40回目の開催となるが、実行委員会では新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、1日も早い収束に向けた希望の光にとの願いを込めて実施。

 感染防止対策の一環として、例年の点灯式などのイベントは行わず、午後4時半に各会場のイルミネーションを一斉に点灯。大通会場に設けられた色とりどりのオブジェや73万個のLEDでつくる光の世界が街に広がった。

 期間は大通会場(大通1~6)が12月25日まで。駅前通会場(北4~南4)が来年2月11日まで。南1条通(西1~3)、北3条広場(北2、3~西4)、札幌駅南口駅前広場(北5西3)が来年3月14日まで。点灯時間は午後4時半から午後10時までだが、当分の間は、道が集中対策期間として感染予防の徹底を呼び掛けていることから午後8時までに短縮。

 会場内ではフォトスポットや飲食・物販ブースを設置しないとともに、放送や表示板を通じてソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用など感染防止対策の周知を徹底。

 また、大通会場2丁目には、医療従事者への感謝の気持ちを示すディスプレーやメッセージボードも設置した。

 実行委員会では、「街を彩るイルミネーションで、コロナ克服に向けて元気づけたい」と話している。
 

観光経済新聞
光り輝く大通会場のイルミネーション(写真=観光経済新聞より引用)

提供元・観光経済新聞

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