富岡八幡宮は、東京都江東区の門前仲町にある神社です。
「深川の八幡様」という愛称で親しまれており、年間を通して多くの参拝客が訪れます。

夏に行われる例大祭は、別名「水かけ祭り」とも呼ばれ、水をかけながらお神輿が町中を巡る圧巻の光景を楽しめます。
現在の大相撲の源流である勧進相撲発祥の地としても知られるスポットです。

本記事では富岡八幡宮観光の見どころを、周辺の観光・グルメスポットと合わせてご紹介します。

【目次】富岡八幡宮の観光ガイド!相撲とも縁が深い深川の八幡様を参拝しよう

富岡八幡宮の利用情報
富岡八幡宮のアクセス情報
富岡八幡宮の歴史を紹介!
深川の八幡様!富岡八幡宮の見どころを紹介
富岡八幡宮周辺の観光スポットを紹介
富岡八幡宮周辺のグルメスポットを紹介

富岡八幡宮の利用情報

(画像=TABI CHANNELより引用)

富岡八幡宮は、開門・閉門時間などがなく、いつでも参拝のできる神社です。

参拝は24時間できますが、御朱印やお守りを扱う社務所など、館内施設の利用は9:00~17:00となっています。

境内を自由に散策できる富岡八幡宮は、参拝料などはとくにかかりません。

境内にある資料館は入館料が必要で、大人300円、小中学生150円となっています。

車で訪れる方のために、無料の駐車場も完備されています。

週末をはじめ駐車場がいっぱい場合、境内の北と南にある有料駐車場を利用するようにしましょう。

富岡八幡宮のアクセス情報

富岡八幡宮は、最寄り駅の門前仲町から徒歩すぐのところにあります。

周辺には複数の電車駅があり、公共交通機関を使えば楽にアクセスすることができます。

神社近くのバス停からも、徒歩ですぐにたどり着けるのが魅力です。

周辺には「深川不動尊」をはじめとする観光スポットや商店街もあり、合わせて観光すると良いでしょう。

電車でのアクセス

  • 東京メトロ東西線「門前仲町駅」から徒歩3分ほど
  • 都営地下鉄大江戸線「門前仲町駅」から徒歩6分ほど
  • JR京葉線「越中島駅」から徒歩15分ほど

バスでのアクセス

  • 東京駅丸の内北口から東22・東20系統 錦糸町駅前行に乗車、「富岡一丁目」下車から徒歩2分ほど
  • 錦糸町駅から都07系統 門前仲町行に乗車、「富岡一丁目」下車から徒歩2分ほど

富岡八幡宮の歴史を紹介!

(画像=TABI CHANNELより引用)

富岡八幡宮は、1627年に永代島と呼ばれていた現在地に建立されたのが始まりです。

江戸時代に入ると、徳川将軍家の庇護を受け、「深川の八幡様」として多くの人から親しまれるようになりました。

古くから東京にある「東京十社」の一つにも数えられ、現在も連日多くの人が訪れる人気の神社です。

1945年の東京大空襲により焼失したものの、1956年には再建されて現在の社殿が完成しました。

また、富岡八幡宮は、相撲と縁が深い神社としても知られています。

1684年に、大相撲の元となる江戸勧進相撲が初めて行われたのもこの神社です。

そのことから、境内には横綱力士碑や大関力士碑といったものがあります。

深川の八幡様!富岡八幡宮の見どころを紹介

(画像=TABI CHANNELより引用)

東京の下町・門前仲町にある富岡八幡宮は歴史ある神社です。

境内の中には社殿の他に見どころが豊富にあります。

定番から見逃しがちなスポットまでぐるりと回って、富岡八幡宮観光を満喫しましょう。

富岡八幡宮のすぐ隣には、江戸のお不動様として親しまれる「深川不動尊」もあります。

あさりを使った東京名物の深川めしをはじめ、周辺には様々なジャンルのグルメが目白押しです。

まずはご利益のある神社で参拝

(画像=TABI CHANNELより引用)

富岡八幡宮の正面には、朱塗りの大鳥居があります。

東参道と西参道もある大きな神社ですが、お参りの際は正面の鳥居をくぐって参拝しましょう。

真っすぐ伸びる正面参道の奥には、富岡八幡宮の立派な社殿が見えます。

(画像=TABI CHANNELより引用)

社殿まで真っすぐ伸びる参道は、周辺を木々に囲まれ歩いているだけでも癒されます。

参道の脇には木陰のベンチもあり、休憩している方の姿も見受けられます。

(画像=TABI CHANNELより引用)

参道の脇にある立派な建物が手水社です。

東京オリンピックが近づいていることもあり、改修工事が行われた手水社は、屋根や木材が洗い直されより洗練された印象を感じられます。

吐水口が金色の鳳凰型になってるのもポイントです。

(画像=TABI CHANNELより引用)

こちらは、江戸時代から庶民に親しまれている富岡八幡宮の社殿です。

富岡八幡宮では、交通安全、商売繁盛、社内安全など、複数の祈祷を受け付けています。

毎月1日・15日・28日に開かれる縁日の際には、普段以上に多くの人が訪れて賑わいを見せます。

年に数度イベントやお祭りも行われるため、日程を合わせて足を運んでみるのおすすめです。

日本地図を作ったアノ人からお神輿まで「参道脇の見どころ」

(画像=TABI CHANNELより引用)

正面の大鳥居を入ってすぐの場所にある銅像は、日本地図を作製したことでも知られる「伊能忠敬銅像」です。

富岡八幡宮近くに隠宅を構え、各地へと旅に出る前に必ず富岡八幡宮を参拝していたことから、この銅像が作られました。

(画像=TABI CHANNELより引用)

「深川八幡祭り」は、2019年時点で300年を超える歴史がある大きなお祭りです。

参道脇にある神輿社で展示されているお神輿は、日本一の黄金神輿とも言われています。

お祭りの時期は、参道から周辺の道路まで人がいっぱいになり、活気を感じられます。

120以上のお神輿が担がれるその光景は圧巻です。

(画像=TABI CHANNELより引用)

参道脇にある、休憩スポットになってるのがベンチです。

正面口近くのお店で販売されているラムネやドリンクを購入して一休みするのにピッタリです。

大相撲の源流!「勧進相撲 発祥の地」

(画像=TABI CHANNELより引用)

富岡八幡宮は、現在行われている大相撲の元となった江戸勧進相撲発祥の地です。

社殿の裏手にあるのは、横綱陣幕久五郎を発起人に歴代横綱を称えた「横綱力士碑」です。

大きく立派な碑には、大相撲で横綱を務めた多くの力士の名前が記されています。

2017年には、元横綱の稀勢の里が自身の四股名を刻んでいます。

(画像=TABI CHANNELより引用)

大鳥居をくぐった参道の脇には、総勢100名を超える大関の四股名が記された「大関力士碑」があります。

大関力士碑の隣にあるのは、力士の身長を表した碑や、力士の手形が記された碑です。

参拝の際には、身長碑で身長を比べ、手形碑で自分と力士の手の大きさを比べて楽しみましょう。

見逃しがちなパワースポットを巡る「末社」

(画像=TABI CHANNELより引用)

社殿の裏手にあり、意外と見逃しがちな穴場スポットです。

境内の中にあるいくつもの小さな神社は、恵比寿様を祭ったものから、航海や海の守護神まで様々なものがあります。

周辺を木々に囲まれ、大きな鳥居が正面にあるこの一帯は、神秘的な雰囲気すら感じられるスポットです。

(画像=TABI CHANNELより引用)

末社の正面には手水社もあります。

筆者が足を運んだ際は水が湧き出ていなかったものの、大きな岩のような外観が個性的です。

(画像=TABI CHANNELより引用)

小さな小屋のような建物が3つ連なり、異なる神様を祀っています。

航海安全のえびす様、開運のご利益がある大黒天、航海・漁業の守護の守護神が祭られる金刀比羅社、それぞれの末社をお参りしましょう。

境内東に広がる「弁天池」

(画像=TABI CHANNELより引用)

富岡八幡宮の東側には、都心とは思えない自然と池が広がっています。

景観豊かな「弁天池」は、四季折々の景色を楽しめるスポットです。

池の中を見ると優雅に鯉が泳ぐ、のどかな光景が広がります。

(画像=TABI CHANNELより引用)

弁天池から歩いてすぐの場所にあるのが、地主神が祭られている七渡神社です。

大きな鳥居をくぐった先には、小さな赤い鳥居が連なる幻想的な光景を鑑賞することができます。

財運や金運にご利益があると言われる弁財天を、忘れずに参拝しましょう。

(画像=TABI CHANNELより引用)

弁天池のすぐそばには、木場の角乗りの碑があります。

角乗りとは、木材を扱う業者がその技術を生かし行う曲芸のことです。

現在もその技術は引き継がれ、東京都の無形文化遺産にも指定されています。

(画像=TABI CHANNELより引用)

弁天池のある東側にもいくつかの末社があるため、社殿と合わせてお参りしておきましょう。

その中には、相撲の始祖と言われる野見宿禰神社や聖徳太子を祀っているものもあります。

境内の中にある豊富な見どころ!

(画像=TABI CHANNELより引用)

富岡八幡宮の広い境内には見どころがたくさんあります。

「資料館」は、境内にある社務所を訪ねると入館できるスポットです。

館内には、富岡八幡宮にまつわる古写真や郷土の歴史資料が展示されています。

入場料は大人300円、小中学生150円となっています。

有名画家による絵画や昔の消防衣装まで、多岐に渡る展示が魅力です。

(画像=TABI CHANNELより引用)

震災で焼失した社殿が、再建された記念に造られたのが神馬です。

思わず写真に撮りたくなるほどその姿は、躍動感に満ちています。

(画像=TABI CHANNELより引用)

社殿のすぐそばには、木製の休憩所も完備されています。

屋根が付いているうえ、周辺に木々が植えられているため、夏場でも快適に過ごせるのが魅力です。

(画像=TABI CHANNELより引用)

社殿のすぐそばにある社務所では、お守りやおみくじを購入できます。

また、社務所や社殿の近くにはスロープがあり、足が不自由な方や車いすの方も参拝しやすくなっています。

富岡八幡宮周辺の観光スポットを紹介

(画像=TABI CHANNELより引用)

富岡八幡宮のある門前仲町駅周辺には、複数の観光スポットがあります。

都内の中でも自然豊かで下町情緒あふれるこのエリアでは、自然に触れたりお寺でお参りを楽しんだりしましょう。

1. 成田山の東京別院!不動明王を祭る「深川不動尊」

(画像=TABI CHANNELより引用)

東京メトロ門前仲町駅から徒歩2分、富岡八幡宮からも徒歩すぐの場所にあるお寺です。

千葉県の成田山新勝寺の別院で、不動明王を祀っています。

深川不動尊は、「深川のお不動様」として庶民に親しまれる観光スポットです。

お寺の手前には、カフェや雑貨店が並ぶ商店街もあり、連日多くの人で賑わっています。

(画像=TABI CHANNELより引用)

深川不動尊には本堂と旧本堂、二つの大きな建物があります。

境内正面にある旧本堂は、江東区の指定登録文化財にも選ばれている建築です。

写真撮影不可の旧本堂内は、木のぬくもりを感じさせる建築や、おねがい不動尊といった見どころがあります。

旧本堂隣にある本堂は、お不動様のご真言に包まれた不思議な外観をしています。

深川不動尊の観光情報
住所 : 東京都江東区富岡1-17-13
マップ: Googleマップ
アクセス : 東京メトロ門前仲町駅から徒歩2分
電話番号 : 03-3641-8287
定休日 : 年中無休
営業時間 : 8:00~18:00(1・5・28の縁日は20:00まで)
料金 : 無料
公式URL : 深川不動尊

2. しゃべるえんま様にびっくり!「法乗院(深川えんま堂)」

(画像=TABI CHANNELより引用)

東京メトロ門前仲町駅から徒歩5分、1629年建立という歴史のあるお寺です。

境内には巨大なえんま様の銅像があり、お賽銭を入れると訪れた人に助言を授けてくれます。

迫力満点のえんま様ですが、お賽銭を入れた後には諭すように優しく語りかけてくれるので安心です。

(画像=TABI CHANNELより引用)

えんま様の前には、それぞれ聞きたい助言にまつわる賽銭箱が置かれています。

交通安全から恋愛、合格成熟などその種類は様々です。

法乗院(深川えんま堂)の観光情報
住所 : 東京都江東区深川2-16-3
マップ: Googleマップ
アクセス : 東京メトロ門前仲町駅から徒歩5分
電話番号 : 03-3641-1652
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 無料
公式URL : 法乗院(深川えんま堂)

3. お花見の名所としても人気「清澄庭園」

(画像=TABI CHANNELより引用)

東京メトロ清澄白河駅から徒歩2分、富岡八幡宮から徒歩15分程の場所にある日本庭園です。

泉水、築山、枯山水の3つを主体にした「回遊式林泉庭園」では、計算された景観と季節ごとの景色を眺められます。

庭園の中央にある「泉水」と呼ばれる大きな池は庭園の要です。

池の端には、磯渡りと呼ばれる石が連なる道があり、より間近で池の景色を鑑賞できます。

緑豊かな庭園内には、鶏はもちろん亀や鯉など、様々な生き物が暮らしているのも魅力です。

(画像=TABI CHANNELより引用)

清澄庭園の奥には、季節ごとの花が咲き誇る広場があります。

四季折々の花が咲く広場では、ベンチに座りながらリラックスしたひと時を過ごせます。

その他にも、池の近くに建てられた数寄屋造りの建物「涼亭」や、集会場としても使われる「大正記念館」など見どころ満載のスポットです。

清澄庭園の観光情報
住所 : 東京都江東区清澄3丁目9
マップ: Googleマップ
アクセス : 東京メトロ清澄白河駅から徒歩2分
電話番号 : 03-3641-5892
定休日 : 年末年始
営業時間 : 9:00~17:00
料金 : 大人150円、65歳以上70円(小学生以下、都内在住の中学生は無料)
公式URL : 清澄庭園

提供元・TABI CHANNEL

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