「京都観光にいくけど、どこに行こう...」と悩んでいらっしゃいませんか?
そんなあなたにおすすめしたいのが「南禅寺」です。

南禅寺は京都市左京区にある格式高い禅宗寺院で、開創から700年以上の歴史を持っています。
国の重要文化財に指定されている「三門」やインスタ映え間違いなしのフォトスポット「水路閣」、狩野派の障壁画や庭園を見学できる「方丈」まで魅力が詰まったスポットです。

南禅寺と合わせて訪れたい観光スポットや、南禅寺発祥の料理である湯豆腐の名店もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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【目次】南禅寺の見どころを徹底解説!周辺の観光スポットやグルメスポットも

南禅寺ってどんなところ?

南禅寺の利用案内

拝観時間

拝観料

南禅寺の観光情報

南禅寺へのアクセス

電車を利用する場合

バスを利用する場合

自動車を利用する場合

南禅寺の見どころ

1. 三門

2. 水路閣

3. 方丈

4. 南禅院

南禅寺周辺の観光スポット

1. 平安神宮

2. 永観堂

3. 蹴上インクライン

南禅寺ってどんなところ?

(画像=TABI CHANNELより引用)

南禅寺(なんぜんじ)は京都市左京区にある臨済宗南禅寺派大本山の寺院です。

日本最初の勅願禅寺である南禅寺は、日本の禅寺の中では最も格式が高く、京都五山(天龍寺・相国寺・建仁寺・東福寺・万寿寺)より格上で、別格扱いを受けています。

国の重要文化財にも指定され、南禅寺のシンボルである三門や、禅の世界観を表現した方丈、レトロな雰囲気が漂う水路閣と見どころがたっぷり詰まった南禅寺。

春には桜が、秋には紅葉が景観に彩りを与え、日本の美しい文化を感じることができますよ。

近隣にある平安神宮や永観堂と合わせて、京都に訪れたらぜひ足を運びたいスポットです。

南禅寺の利用案内

(画像=TABI CHANNELより引用)

拝観時間

  • 12/1~2/28:午前8時40分~午後4時30分
  • 3/1~11/30:午前8時40分~午後5時

時期によって拝観時間が異なるので、特に午後に訪れる際は早めに足を運ぶようにしましょう。

拝観受付は拝観終了時間の20分前です。

また、年末の12/28~31は一般の観光客は入れないので注意しましょう。

拝観料

南禅寺の境内に入るのにはお金はかかりませんが、三門・方丈庭園・南禅院を見学する際は拝観料がかかります。

三門

個人 :  一般:500円、高校生:400円、小・中学生:300円

団体(30名以上) :  一般:400円、高校生:350円、小・中学生:250円

方丈庭園

個人 :  一般:500円、高校生:400円、小・中学生:300円

団体(30名以上) :  一般:400円、高校生:350円、小・中学生:250円

南禅院

個人 :  一般:300円、高校生:250円、小・中学生:150円

団体(30名以上) :  一般:250円、高校生:150円、小・中学生:100円

南禅寺の観光情報

名称:南禅寺(正式名称:太平興国南禅禅寺)

住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町

電話番号:075-771-0365

休観日:12/28~31

拝観時間:

12/1~2/28:午前8時40分~午後4時30分
3/1~11/30:午前8時40分~午後5時

拝観料金:三門・方丈・南禅院のみ有料

南禅寺へのアクセス

(画像=TABI CHANNELより引用)

電車を利用する場合

京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅が最寄りです。

下車後、「ねじりまんぽ」と呼ばれる小さなトンネルを抜けて道なりに行くと、徒歩10分ほどで境内に到着します。

JR線・近鉄線を利用する場合

JR線・近鉄線をご利用の方はJR・近鉄「京都」駅で下車しましょう。

JR・近鉄京都駅から蹴上駅に行く場合所要時間は約17分です。

京都市営地下鉄烏丸線京都駅から国際会館行きに乗車し、「烏丸御池」駅で乗り換えます。

そして、東西線六地蔵行きに乗車し、4駅で蹴上駅に到着します。

阪急線を利用する場合

阪急線をご利用の方は、阪急「烏丸」駅で下車しましょう。

烏丸駅から蹴上駅に行く場合所要時間は約18分です。

烏丸駅から京都市営地下鉄烏丸線「四条」駅まで歩いた後、国際会館行きに乗車し、「烏丸御池」駅で乗り換えます。

そして、東西線六地蔵行きに乗車し、4駅で蹴上駅に到着します。

京阪電鉄を利用する場合

京阪電鉄をご利用の方は、京阪電鉄「三条」駅で下車しましょう。

三条駅から蹴上駅に行く場合所要時間は9分です。

京都市営地下鉄東西線「三条京阪」駅まで歩いた後、六地蔵行きに乗車し、2駅で蹴上駅に到着します。

 

バスを利用する場合

京都市営バスを利用する際は「東天王町」駅・「南禅寺・永観堂道」駅が最寄りです。

白川通りに沿って南に下り、徒歩約10分で到着します。

 

自動車を利用する場合

自動車を利用する場合は、名神高速道路の京都東インターで降りて、三条方面に約6km走ったところにあります。

南禅寺前交差点を右折すると参道に入り、第1駐車場に繋がっています。

駐車場について

南禅寺に自動車で行く場合は第1駐車場を使うことができます。

駐車料金は2時間以内で1,000円、2時間を超えると1時間ごとに500円かかります。

 

南禅寺の見どころ

南禅寺には絶景を望める三門から、他の寺院にはないレトロな赤レンガ造りの水道橋まで見どころがたくさん。

ここでは、南禅寺に来たら外せないスポットをご紹介します。

1. 三門

(画像=TABI CHANNELより引用)

境内に入ってすぐ見えてくるのは、南禅寺のシンボルである「三門」。

歌舞伎『楼門五三桐』で石川五右衛門が「絶景かな!絶景かな!」と名台詞を放つシーンは、この三門が舞台になっています。

別名「天下竜門」と呼ばれ、日本三大門の1つであるこの門は国指定重要文化財に指定されています。

最初にこの地に三門が建立されたのは永仁3(1295)年、西園寺実兼の寄進によるものでしたが、文安4年の火災で焼失。

現在の三門は寛永5(1628)年に藤堂高虎が大坂夏の陣で亡くなった家来を弔うために再建したものです。

三門は真下から見ると迫力があり、その荘厳さに圧倒されます。

さらに拝観料(一般:500円、高校生:400円、小・中学生:300円)を払って楼上にあがると、高さ22mの五鳳楼から南禅寺境内に溢れる自然を一望することができます。

春だと桜が、秋には紅葉を見ることができるので、ピークのシーズンを狙って足を運ぶのがおすすめですよ。

 

2. 水路閣

(画像=TABI CHANNELより引用)

南禅寺随一のフォトスポット「水路閣」。

赤レンガ作りでアーチ型の水道橋は、そのレトロな雰囲気が自然とマッチして、唯一無二の美しさを誇っています。

数多くのドラマのロケ地としても使われてきたこの水路閣は、南禅寺に来たら必ず訪れたいスポットです。

この水路閣は、琵琶湖から京都へ水を運ぶ疏水として今も活躍しています。

完成直後から生活用水としてだけでなく、水力発電にも使われるようになり、京都の産業発展に大きく貢献してきました。

(画像=TABI CHANNELより引用)

写真のように水路閣の脚の部分の下に入ると、三面鏡を見ているような不思議な景色を見ることができます。

ぜひレトロでアンニュイな写真を撮ってみましょう。

 

3. 方丈

(画像=TABI CHANNELより引用)

国宝に指定されている「方丈」。

方丈とは、禅宗寺院において住職が住まう場所を指します。

南禅寺の方丈は大方丈と小方丈で構成されています。

大方丈は、天正年間に内裏清涼殿を移建したものという説と、清涼殿でなく女院御所の対面御殿を移築したものと言う説が有力です。

また、小方丈は寛永年間に建てられたもので、伏見城の遺構とされています。

中には重要文化財である桃山時代の狩野派の障壁画が描かれていましたが、経年劣化が激しく、現在は一部デジタル撮影によって復元した壁画が展示されています。

部屋の四方に描かれる力強い作風の障壁画は圧倒されること間違いなしです。

また、必見なのは方丈前にある枯山水の庭園。

小堀遠州作のこの庭園は「虎の子渡しの庭」と呼ばれ、名勝に指定されています。

庭園を眺めていると心が鎮まり、穏やかな気持ちになるのを感じることができます。

方丈が建設された当時に思いを馳せながらゆっくりと時を過ごすのもいいですよね。

こちらは拝観料が必要なスポットになるので、上の拝観料金を参考にしてください。

 

4. 南禅院

(画像=TABI CHANNELより引用)

南禅寺の別院であり、南禅寺発祥の地である「南禅院」。

亀山天皇が正応2(1289)年に出家した際に寄進した離宮の遺跡がこの南禅院です。

南禅院の離宮は鎌倉時代の代表的様式「池泉回遊式」で、池を中心にしてぐるりと回遊するように設計されています。

こじんまりとした南禅院の周辺は深い木々に囲まれており、南禅寺の他の建物よりもひっそりとした静寂が漂っています。

南禅院の中から自然を眺めて、瞑想するように頭を空っぽにするとリラックスできますよ。

こちらも拝観料が必要になるので、上の拝観料金を参考にしてください。

 

南禅寺周辺の観光スポット

南禅寺周辺は寺院や神社が立ち並ぶ京都らしい雰囲気を味わうには格好のエリア。

せっかく南禅寺に来たなら周辺の観光スポットも一緒に回るのがおすすめです。

ここでは、南禅寺から徒歩で足を運べる神社や寺院、さらに一風変わった観光名所をご紹介します。

 

1. 平安神宮

(画像=TABI CHANNELより引用)

南禅寺から徒歩約17分のところにあるのが「 平安神宮 」。

明治28年に平安遷都1100年を記念して建立された神社で、第50第桓武天皇をご祭神としています。

平安神宮の社殿は平安京の正庁・朝堂院が5/8のサイズで再現されており、当時の平安京の雰囲気を味わうことができますよ。

朱赤を基調にした建物は荘厳な雰囲気を漂わせています。

石が敷き詰められた境内の中を歩いていると都会の喧騒を忘れ、心が鎮まるのを感じることができます。

周囲には岡崎公園やグルメスポットもあるので、ゆっくり散策するのにぴったりです。

平安神宮の観光情報

住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町

アクセス:

京都市営地下鉄東西線「東山」駅より徒歩10分
京阪鴨東線「三条」駅・「神宮丸太町」駅より徒歩15分

 

2. 永観堂

(画像=TABI CHANNELより引用)

南禅寺から徒歩10分の所にあるのが「永観堂」。

浄土宗西山禅林寺派総本山の寺院で、正式名称は「聖衆来迎山 無量寿院 禅林寺」です。

永観堂の本尊である阿弥陀如来立像は「みかえり阿弥陀」と呼ばれ、頭だけ左を向いているという特異な形をしています。

みかえり阿弥陀像としては日本最古のもので、重要文化財にも指定されています。

そして、永観堂の見どころは何と言っても美しい紅葉。

真っ赤に染まった紅葉が境内を彩り、その美しさは目をみはるほどです。

紅葉シーズンに京都に訪れるなら南禅寺と合わせてぜひ足を運びたいスポットです。

永観堂の観光情報

住所:京都符京都市左京区永観堂町48

アクセス:

京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅より徒歩15分
京都市営バス「南禅寺永観堂道」駅より徒歩3分

 

3. 蹴上インクライン

(画像=TABI CHANNELより引用)

南禅寺から徒歩8分の所にある「蹴上インクライン」。

インクラインとは傾斜を利用してレールを敷き、動力で貨物を運搬する装置を指します。

この蹴上インクラインは、インクラインとしては世界最長の長さを誇ります。

大津から宇治川への舟運ルートとして活用されていた「蹴上インクライン」ですが、現在は休止し史跡として保存されています。

春には桜を、秋には紅葉を見ながら線路の上をお散歩することができますよ。

蹴上インクラインの観光情報

住所:京都府京都市東山区東小物座町339

アクセス:京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅より徒歩3分

 

南禅寺周辺は京都らしい雰囲気を感じられる、街並みが美しいエリアです。

ぜひ周辺の観光スポットやグルメスポットも合わせて散策をしてみてくださいね。
 

提供元・TABI CHANNEL

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