歴史を感じられる街並み、世界遺産や国宝のある寺社仏閣など、見どころ満載の京都。
年間を通して、国内外から多くの人が訪れる京都のランドマークとなっているのが京都タワーです。

一切鉄骨を使わずに建てられた円筒型の塔は、京都の街を照らす灯台をイメージして作られています。

地上131mの高さを誇るタワーの中には、展望台やレストラン、大浴場といった見どころがあります。

新名所「京都タワーサンド」が開業したことでますます盛り上がる、京都タワーの楽しみ方を徹底的にご紹介します。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休業あるいは営業時間の変更等の措置を取っている店舗・施設がございます。

お出かけ前に、店舗・施設の公式HPやSNS等で最新情報のご確認をお願い致します。

目次
京都タワーってどんなところ?
京都タワーの歴史を紹介
京都タワーのアクセス情報
京都タワーの観光情報
京都タワーの見どころを紹介
 1. 京都の街を一望!たわわちゃんにも会える「京都タワー展望台」
 2. 京都タワーの新名所「京都タワーサンド」
 3. グルメにリラックスできる浴場まで「レストラン・大浴場」
京都タワー周辺の観光スポットを紹介!
 1. 浄土真宗大谷派の総本山!駅からも徒歩すぐ「東本願寺」
 2. 東本願寺の飛び地境内!四季を感じる日本庭園「渉成園(しょうせいえん)」
 3. 日本最大級の鉄道展示を鑑賞!「京都鉄道博物館」
展望台に大浴場!京都タワー観光を楽しもう

京都タワーってどんなところ?

TABI CHANNEL
(写真=TABI CHANNELより引用)

京都観光の玄関口ともなる京都駅からすぐの場所にそびえ立つ京都タワーは、京都市内のランドマークとなっています。
一切鉄骨を使用していない「無鉄骨建築」の中では、世界一の高さを誇っている塔です。

円筒型の塔は、市内に建てられた町家の屋根を波に見立て、それらを照らし出す灯台をイメージして建てられました。
タワーの上部にある地上100mの高さにある展望室からは、京都市内を一望する景色を鑑賞できます。
タワー下にあるビルの中には、レストランや朝方まで営業している公共浴場まで備わっています。

駅からも近く、旅の始まりや締めくくりに立ち寄りやすい立地も魅力的です。

京都タワーの歴史を紹介

TABI CHANNEL
(写真=TABI CHANNELより引用)

京都タワーは、1953年に京都駅北側の土地に建っていた京都中央郵便局の移転に伴い、建設が検討されました。
その後、京都の玄関口にあるタワーにふさわしい優雅な円筒型のデザインが採用され、1964年の12月28日に開業。
創業40年を迎えた2004年には、タワーのマスコットキャラクターとして2019年現在でも親しまれるたわわちゃんが誕生しました。

2014年には、展望台やレストランがリニューアルされた上で開業50周年となりました。
京都タワービルの地下1F~2Fにかけては、50年ぶりとなる大改装が行われ、「京都タワーサンド」としてリニューアルオープン。
ショッピングやグルメまで味わえる施設として、ますます多くの人から注目されているスポットです。

京都タワーのアクセス情報

京都タワーは、JR京都駅から徒歩すぐの場所にある観光スポットです。
アクセスの際は、基本的に各線京都駅から徒歩で向かうのが良いでしょう。
京都タワーの目の前には大きなバスターミナルがあり、周辺の観光スポットへのアクセスも便利です。

電車利用 

  • JR新幹線「京都駅」中央口から徒歩4分、在来線「京都駅」中央口から徒歩3分
  • 京都市営地下鉄「京都駅」北改札から徒歩2分
  • 近鉄「京都駅」近鉄改札口から徒歩8分

駐車場の利用

京都タワーには、専用の駐車場や駐輪場が完備されていません。
京都駅からも近いため、最寄駅からの徒歩が便利です。

自家用車で京都タワーに向かう際は、周辺の有料駐車場を利用しましょう。
観光客の多い京都は、土日・平日問わず駐車場が混雑する点には注意してください。

各地から京都駅へのアクセス 

  • JR京都駅から新幹線で約120分
  • JR大阪駅から新快速で約29分
  • JR奈良駅からみやこ路快速で約47分
  • JR三宮駅(神戸)から特急で約51分
  • 伊丹空港から大阪空港リムジンバスで約50分
  • 関西国際空港からJRエアポートエクスプレス「はるか」で約75分

京都タワーの観光情報

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(写真=TABI CHANNELより引用)

住所 : 京都市下京区烏丸通七条下る東塩小路町721-1
電話番号 : 075-361-3215
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~21:00
料金 : 大人770円、高校生620円、小中学生520円、幼児(3歳以上)150円、障がい者350円

京都タワーは、入場そのものは無料の観光スポットです。
施設内のメインとなる展望台は有料となっています。
展望台入場の際に、 京都タワー展望室割引クーポン を利用すれば、大人から小中学生までは割引価格で入場することが可能です。

京都タワービル内にある、京都タワーサンドも同じく無料で楽しめます。
ワークショップ参加の際は、それぞれのお店に費用や時間を確認しましょう。

京都タワーの見どころを紹介

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(写真=TABI CHANNELより引用)

地上100mの高さから京都の街を一望できる展望台や、明け方まで営業している大浴場まで見どころ豊富な京都タワー。
京都タワーの楽しみ方や魅力を何度も足を運んでいる筆者目線でお伝えします。

1. 京都の街を一望!たわわちゃんにも会える「京都タワー展望台」

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都タワーの上部、地上100メートルの高さにあるのが「京都タワー展望室」です。
天気が良い日には、京都市内をぐるっと見渡せるパノラマビューを楽しめます。

「タッチパネル式観光案内モニター」は、気になる箇所に触れるだけで、展望台から見える観光名所の情報が表示されます。
パネルに表示されたQRコードを携帯で読み取ると、スマートフォンに自動で観光名所の情報がダウンロードされる仕組みです。
これから向かう観光名所の情報を先取りしておきましょう。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

展望室内にある望遠鏡は、全て無料で利用できます。
肉眼ではとらえきれない場所や、京都タワーから見える観光スポットをよりくっきりと鑑賞できるのが魅力です。

京都を代表する観光スポット「清水寺」、境内に数々の国宝を抱える「西本願寺」といった名所を望遠鏡で見てみましょう。
晴れた日には京都市内だけでなく、大阪方面まで見えることもあります。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

筆者が足を運んだ日はあいにくの雨でした。
遠くの山々はかすかに見える程度ですが、市内は雨の日でも肉眼ではっきりと見えます。
京都タワーは屋内の観光スポットなので、雨の日に観光するのも良いでしょう。

京都タワーの公式キャラ「たわわちゃん」

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都タワー開業40周年を祝って誕生した公式キャラクターがたわわちゃんです。
京都タワーのやさしい灯りから生まれたというたわわちゃんは、優しく朗らかなキャラクターで親しまれています。
たわわちゃんの生みの親は、人気ゆるキャラの「ひこにゃん」と同じという噂もあります。

たわわちゃんが京都タワーに姿を見せるのは、土曜日・日曜日の午後2時過ぎです。
小さな子供も親しみやすいキャラクターであるため、子供連れの家族からも人気があります。
たわわちゃんとツーショットがいつでも撮れるフォトスポットでは、撮影を楽しみましょう。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都タワー展望台内、2014年にできた「たわわちゃん神社」は、京都市街で一番高い場所にあるパワースポットと言われています。
京都タワーを訪れた人の様々なご縁成就を祝う神社の御神体は、黄金に輝くたわわちゃんです。
なお、たわわちゃんの両横には、可愛いデザインのヤタガラスが置かれています。

神社の隣には、京都タワー限定のたわわちゃん絵馬、たわわちゃんみくじが販売されています。
絵馬と5円をひもで結んで良縁祈願をするのも良いでしょう。

2. 京都タワーの新名所「京都タワーサンド」

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都タワーサンドは、2017年に50年振りの大改修によって京都タワー内にオープンした商業施設です。
観光客と地元の方、京都駅と京都の街を結ぶ場所になって欲しいとの思いから京都タワーサンドと名付けられました。
B1F~2Fにまたがるフロアには、それぞれ異なるコンセプトのお店が立ち並びます。

地元の方から観光客まで集まるB1Fの「フードホール」、京都らしい商品を販売するお店が豊富な1F「マーケット」、和の文化に触れられる2F「ワークショップ」など、フロアごとのコンセプトを楽しみましょう。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

地下1Fの「京都グルメを味わう食べ歩きが楽しいフードホール」をコンセプトにしているフロアには、地元の有名店から日本各地の人気店が集まります。
カフェ、ランチ、ディナー、全ての時間営業している上に、駅からも近いため、観光の際のお食事スポットとして便利です。
フードホール内は、フードコートのように自由席となっているため、注文をした後に受け取るブザーがなったら商品を取りに行きましょう。

「京都千丸 しゃかりき murasaki」は、京都で一世を風靡したラーメン店です。
カウンター席もあるため、お一人様でも気軽に食事が楽しめます。
定番メニューの「座」780円(税込)は、魚介の豊かな香りを楽しめる醤油ラーメンです。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

1Fは「京都らしい逸品が集まるマーケット」をコンセプトに、京都の和菓子や雑貨、コスメまで集めたフロアです。
京都土産の定番である八つ橋や抹茶を使用したスイーツなど、お土産にピッタリな商品がズラッと並びます。

カラフルな商品が目を引く「京あめ クロッシェ」は、創業140年以上となる飴作りの老舗「今西製菓」が手掛けるブランドです。
職人の技が光る細やかな細工にヨーロッパ発の鮮やかな発色技術を合わせた飴は、見た目と味の両方を楽しめます。
抹茶やニッキなど京都らしい味付けの他に、フランボワーズ、ジャスミンティといった珍しい味の飴をいただくのも良いでしょう。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都タワーサンドの3Fは「体験で思い出になるワークショップ」がテーマの参加型施設が豊富なエリアです。
和菓子作り、寿司の握り方講座、食品サンプル作りなど、日頃は体験できないユニークなワークショップが常時行われています。
ワークショップに参加する際は、各店舗のHPにアクセスして時間や費用を確認してください。

「でざいんぽけっと」は、本物と見間違うほど精巧な食品サンプルの専門店です。
店内では、寿司や和菓子などの食品サンプルから京都らしい雑貨が販売されています。
ワークショップの他に、撮影OKの大きな食品サンプルで作られたオブジェも見どころです。

3. グルメにリラックスできる浴場まで「レストラン・大浴場」

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都タワー内には、さまざまなショップや施設が揃っています。
季節限定のビアテラスから煮込み料理が豊富なイタリアンバルやビュッフェレストランで食事を楽しみましょう。
その中でも森林の中で食事をしているような落ち着いた内装、バラエティに富んだ料理を堪能でいるのが「レストラン タワーテラス」です。

平日限定の「ディナービュッフェ」4,300円(税込)は、ワインやビールによく合うブラッスリーのような料理が揃います。
ディナービュッフェのメニューは月ごとに変わり、旬の食材を使用した限定料理もいただけます。
抹茶シフォンや抹茶のロールケーキなど、京都らしいスイーツも豊富です。
 

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(写真=TABI CHANNELより引用)

また、旅の疲れを癒すスポットとしておすすめなのが地下3Fにある広々とした大浴場「YUU」です。
京都市内のゲストハウスやカプセルホテルといった宿泊施設には、湯船がなくシャワーオンリーの場所があります。
ゆっくりと広い湯船に浸かって旅の疲れを癒したい方は、地下3Fの大浴場に向かいましょう。

7:00~22:00まで営業しているため、旅の始まり、終わりのどちらでも利用できます。
フェイスタオル付で大人750円、子供450円、各種アメニティもレンタルできるため安心です。

京都タワー周辺の観光スポットを紹介!

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都タワー周辺には、観光の中心となる京都駅からも徒歩圏内の観光スポットが沢山あります。
国宝や重要文化財が境内にあるお寺や広大な敷地の日本庭園など、バラエティに富んだ観光スポットに立ち寄ってみましょう。

1. 浄土真宗大谷派の総本山!駅からも徒歩すぐ「東本願寺」

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都駅から徒歩7分、浄土真宗大谷派の総本山として知られる「東本願寺」。
市内の中心部にあるとは思えない広大な境内には、御影堂や阿弥陀堂といった見どころがあります。

2つのお堂をはじめ、境内には大きな御影門や阿弥陀堂門などの貴重な建築が豊富です。
近大和風建築にも影響を与えたという建築を鑑賞して、歴史情緒に浸りましょう。

境内の中心にある「御影堂」は、間口や面積において国内で最大級の仏堂です。
御影堂の中には親鸞聖人の御影が祀られています。
隣にある阿弥陀堂と共に内部まで見学できるため、靴を脱いで堂内を参拝しましょう。

東本願寺の観光情報

住所 : 京都府京都市下京区烏丸通七条上る常葉町754
アクセス : JR京都駅から徒歩7分
電話番号 : 075-371-9181
定休日 : 年中無休
営業時間 : 【3月1日~10月31日】5:50~17:30 【11月1日~2月29日】6:20~16:30
料金 : 無料

2. 東本願寺の飛び地境内!四季を感じる日本庭園「渉成園(しょうせいえん)」

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都駅から徒歩8分、先に紹介した東本願寺の飛び地境内にあたる日本庭園が「渉成園」です。
3万平方メートルもの敷地面積を誇る庭園は、四季折々の花が咲き誇り、変化に富んだその景色は「十三景」と称されます。
大きな庭園のため、混雑している時ですらゆっくりと自然を見て回れるほどゆとりがある観光スポットです。

1641年に三代将軍の徳川家光から約一万坪が寄進され、石川丈山の趣向を入れて作庭されたのが始まりです。
1936年に国の名勝にも指定された庭園は、池を中心にした「池泉回遊式庭園」。
池の周囲をぐるっと回るように散策して、自然が織りなす季節ごとの景色に触れてください。

渉成園の観光情報

住所 : 京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
アクセス : JR京都駅から徒歩10分
電話番号 : 075-371-9210
定休日 : 年中無休
営業時間 : 【3月から10月】9:00~17:00 【2月~11月】9:00~16:00
料金 : 大人500円、高校生以下250円

3. 日本最大級の鉄道展示を鑑賞!「京都鉄道博物館」

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(写真=TABI CHANNELより引用)

京都駅からから徒歩20分、市バス205・208系統「梅小路公園・京都鉄道博物館前」下車から徒歩2分の場所にあるのが「京都鉄道博物館」です。
運転シュミレーターや実際に運行していた車両の展示、つり革や細部まで再現された車両内部など、「見る、さわる、体験する」ことが可能な展示があります。
日本最大級の鉄道展示を鑑賞できる博物館は、鉄道好きな方はもちろん、小さな子供連れの家族も楽しめる観光スポットです。

1Fの重要文化財にも指定されている「扇形車庫」には、明治から昭和にかけて運行していた20両もの機関車が収容されています。
屋外にあるSL広場では、蒸気をあげて走る機関車が引く車両に乗車できるイベントも。
その他、鉄道にちなんだグッズを販売するお土産ショップをはじめ、ここでしか見られない展示や施設が満載です。

京都鉄道博物館の観光情報

住所 : 京都市下京区観喜寺町
アクセス : JR京都駅から市バス205・208系統「梅小路公園・京都鉄道博物館前」下車から徒歩2分
電話番号 : 075-314-2996
定休日 : 水曜日、年末年始
営業時間 : 10:00~17:30(入館は17:00まで)
料金 : 一般1,200円、大学・高校生1,000円、小中学生500円、幼児(3歳以上)200円

展望台に大浴場!京都タワー観光を楽しもう

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(写真=TABI CHANNELより引用)

開業から50年以上たっても市民や観光客から親しまれる、京都タワーの見どころをご紹介しました。

京都のランドマークにふさわしい圧巻の景色、旅の疲れを癒せる大浴場など、楽しみ方はさまざまです。

周辺の観光・グルメスポットと合わせて、京都観光を楽しみましょう。

提供元・TABI CHANNEL

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