東京都調布市にある深大寺は、都心から離れた自然溢れる観光スポットです。
メインとなるお寺の「深大寺」を中心に、参道から境内まで賑わいを見せます。
湧き水が豊富という特徴を生かしたグルメ「深大寺そば」や、広大な敷地の植物園など、グルメや観光スポットも充実しています。
魅力的な観光スポットである深大寺を、一日かけてゆっくりと満喫しましょう。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、臨時休業あるいは営業時間の変更等の措置を取っている店舗・施設がございます。
お出かけ前に、店舗・施設の公式HPやSNS等で最新情報のご確認をお願い致します。
目次
深大寺ってどんなところ?
深大寺の利用情報
深大寺のアクセス情報
境内には国宝も!深大寺の歴史を紹介
日帰りのお出かけにも!深大寺の見どころを紹介
1. 都内で2番目の歴史を持つお寺で「本殿を参拝」
2. 本堂の他にも見どころ満載「境内の散策」
3. 景観豊かな門前町を散策「深大寺参道」
深大寺周辺のおすすめ観光スポット情報
1. バラ園や温室に新緑の遊歩道まで!「神代植物公園」
2. 無料で楽しめる穴場スポット!「深大寺水車館」
3. 湿地帯に咲き誇る花や植物!「水生植物園」
深大寺のグルメスポットを紹介
1. そば粉と水のみを使用!深大寺そばの人気店で10割そば「一休庵」
2. 深大寺すぐそばの日本料理店「深大寺 水神苑」
3. 深大寺すぐそばのアンティークなカフェ「グリーンフロントカフェ」
都心を離れた歴史あるお寺!深大寺に行こう
深大寺ってどんなところ?
東京都調布市にある深大寺は、武蔵野の自然に囲まれた都内で2番目に古いお寺です。
都心から1時間以内でアクセスできる立地から、日帰りの観光スポットとしても人気があります。
歴史あるお寺はもちろん、周辺の自然や賑やかな参道など、様々な楽しみ方ができるスポットです。
また、湧き水のでる深大寺では「深大寺そば」といった名物グルメもあります。
水生植物園、都立農業高校神代農場のわさび田など、湧き水を利用した施設がいくつもあるのが特徴です。
東京都内とは思えない自然と歴史情緒を感じられる深大寺で、思う存分観光を楽しみましょう。
深大寺の利用情報
お寺の境内だけでもかなりの広さがあり、周辺の参道まで含めると時間をかけて散策できます。
開門時間は、夏場は5:00~18:00、冬場は6:00~17:00です。
周辺の飲食店も早めに閉まるお店が多いため、ゆっくり観光したい方は午前中から出かけましょう。
定休日はなく、年間を通して参拝客が多く訪れています。
深大寺の境内は、くまなく散策しようとすると階段を上る場所も多く、歩きやすい服装で行くのがおすすめです。
自然に囲まれた境内には、四季折々の景色や歴史ある建築が並びます。
深大寺のアクセス情報
深大寺へのアクセスは、最寄駅からバスで向かうか、車やタクシーを使うのが便利です。
バスはピークの時間帯には約15分おきに出ているため、待ち時間は少なくたどり着けます。
最寄り駅の調布駅からは徒歩25分ほどなので、時間はかかりますが歩いて向かうことも可能です。
なお、深大寺に駐車場はないことから、車で向かう場合は周辺の駐車場を利用しましょう。
深大寺参道付近には、1日700円ほどの固定料金の駐車場がいくつかあります。
徒歩6分ほどと深大寺から少し離れますが、神代植物園駐車場は駐車可能台数が多く便利です。
電車・バスを使ってのアクセス
- 京王線調布駅中央口、14・13番バス乗り場から「深大寺」、「杏林大学病院」、「吉祥寺」行きに乗車、「深大寺」「深大寺小学校前」「深大寺入口」のいずれか下車より徒歩5分
- 京王線つつじヶ丘駅北口から「深大寺」行きに乗車、「深大寺」下車より徒歩3分
- JR吉祥寺駅から「深大寺」、「調布駅中央口」に乗車、「深大寺入口」下車より徒歩8分
- JR三鷹駅から「深大寺」行きに乗車、「深大寺」下車より徒歩3分
境内には国宝も!深大寺の歴史を紹介
深大寺は、奈良時代の733年に満功上人(まんくうしょうにん)によって創立されたお寺です。
東京都内では、浅草寺に次いで2番目に古い歴史を持つお寺として知られています。
江戸時代には2度の火災が起こり、現在の本堂は大正時代に再建されたものです。
釈迦堂に安置されている「銅造釈迦如来倚像」は、2017年に国宝に指定されています。
その他にも重要文化財「梵鐘(ぼんしょう)」のように、歴史あるお寺らしい見どころがたくさんです。
また、深大寺周辺は湧水源が豊富なことから「東京の名湧水57選」にも指定されています。
綺麗な湧き水を使って作られる「深大寺そば」は、江戸時代から人々に愛されているグルメです。
日帰りのお出かけにも!深大寺の見どころを紹介
都市部の喧騒から離れ、木々に囲まれた深大寺は、リラックスしたひと時を過ごすのにピッタリです。
観光のメインとなる深大寺境内には、歴史を感じさせる本堂、国宝を安置する釈迦堂など様々な見どころがあります。
1. 都内で2番目の歴史を持つお寺で「本殿を参拝」
京王線調布駅からバスに乗り10分、深大寺近くのバス停を降りると、都内とは思えない緑あふれる景色が広がります。
バス停を降りて道なりに進んでいくと現れるのが、お土産ショップからグルメまで揃う参道です。
深大寺そばや食べ歩きできる団子も販売され、賑やかな参道は歩いているだけでも楽しめます。
周囲を木々に囲まれ、暑い夏でも木陰を歩けることから、散策するのに丁度良い環境も魅力です。
参道の脇には湧き水も流れ、心地よい水のせせらぎを感じられます。
正面の門をくぐって境内に入ると、参道以上に風情ある景色が広がります。
1,000年以上の歴史を持つ深大寺境内は、ぐるっと回ると30分以上かかるほどの広さです。
木々が植えられ、歴史を感じさせる建築がズラッと並ぶ境内は、神聖な雰囲気を感じさせます。
手水社にも手を清める方の列ができるほど、多くの方が参拝に訪れています。
本堂の手前には、お線香をあげるためのスポットもあります。
この場所の煙を体の悪い部分にかけると良くなるとも言われているそうです。
境内の中心にある本堂は、江戸時代に火災で数度焼失した建物を大正8年に再建したものです。
龍や鳳凰といった生き物が彫られている本堂は、そのデザインから江戸らしさを感じられます。
境内を池に沿って左手に進んでいくと、国宝のある観音堂や健康や長寿にご利益のある延命漢音にたどり着けます。
2. 本堂の他にも見どころ満載「境内の散策」
深大寺の広い境内には、本堂の他にも色々な見どころがあります。
幕末の大火で焼失した鐘楼を再建したものが、境内に入ってすぐの場所にある鐘楼です。
実際に鐘をついて鳴らせませんが、静かに佇む姿は見ているだけでも圧倒されます。
境内のはずれにも名所があるため、見逃さないようにチェックしましょう。
本堂を正面にして左手に進んでいくと、小さなお堂が見えてきます。
「深沙堂」と呼ばれるお堂の中には、秘仏深沙大王像が安置されています。
また、深沙堂の裏手には、深大寺の水源もなっている小さな泉があります。
静かな雰囲気で癒しを感じられるスポットにも立ち寄りましょう。
境内の建物の中でも、本堂と同じくらいに多くの人が参拝しているのが「元三大師堂」です。
厄除けのご利益がある慈恵大師(元三大師)像を祀るお堂では、お参りはもちろんおみくじを引くことができます。
境内はお寺の中を歩いているとは思えないような豊かな景観です。
鮮やかな色に染まる秋の紅葉をはじめ、季節によって異なる景色を楽しめます。
元三大師銅堂の裏手にある坂道を上っていくとあるのは「開山堂」です。
「開山堂」は、昭和58年の開創1250年記念に新築された奈良時代様式のお堂です。
木のぬくもりを感じさせるお堂は高台にあり、お堂の側からは境内全体をぐるっと見渡すことができます。
お堂の側の北門から外に出てすぐにあるのは、観光スポットとしても人気の植物園です。
深大寺の隠れたパワースポットとして立ち寄りたいのが「大黒天と恵比寿尊」です。
境内西にある「深沙堂」のそばにあるため、合わせて参拝しましょう。
大黒天と恵比寿尊には、商売繁盛や立身出世から縁結びまで、様々なご利益があるとされています。
3. 景観豊かな門前町を散策「深大寺参道」
深大寺の周辺は門前町として栄え、参道の左右には深大寺そばの店をはじめ店舗が並びます。
訪れた人を澄んだ空気で癒してくれる緑豊かな環境も魅力です。
また、深大寺を観光する上で欠かせない要素の一つが湧き水です。
深大寺に祀られている神様の深沙大王は、水の神様としても知られています。
参道の至る所に湧き水スポットがあり、ペットボトルなどの入れ物があれば持ち帰ることができます。
湧き水はそのまま飲むことはできないため、家で煮沸した上で使用するようにしてください。
深大寺の参道を歩いていると、都内ではめったに見かけない水車を見つけられます。
参道の脇に水路があり、都内とは思えない風情を感じられるのも深大寺の魅力です。
参道には湧き水を利用した深大寺そばのお店がズラッと並び、グルメスポットにも困りません。
深大寺の参道を巡る上で欠かせないスポットが鬼太郎茶屋です。
ゲゲゲの鬼太郎でも知られる、水木しげるゆかりの地である深大寺には、妖怪がお出迎えしてくれる茶屋があります。
茶屋の入り口に展示されている鬼太郎は、写真撮影スポットとしても人気です。
店内は1Fが水木しげるの絵を展示しているギャラリーやお土産ショップになっています。
2Fは鬼太郎のキャラクターであるぬりかべをモチーフにした味噌おでんをはじめ、妖怪を元にした料理を味わえるカフェです。
参道の脇には、軽食を販売している茶屋が豊富にあります。
夏には冷たい飲み物やデザート、一年を通して香ばしい焼き団子などの料理を味わえるのが魅力です。
湧き水の流れる水路が間近のベンチでご飯を食べれば、川床で食事をしているかのような気分に浸れます。
深大寺周辺のおすすめ観光スポット情報
都心からもアクセス便利で日帰り旅行にもピッタリな深大寺の観光スポットをご紹介します。
小さな子供からお年寄りまで幅広い世代が楽しめる植物園、無料で利用できる穴場スポットなど、筆者おすすめのスポットを厳選しました。
1. バラ園や温室に新緑の遊歩道まで!「神代植物公園」
深大寺バス停から徒歩10分、深大寺本堂の脇道にある坂を上がった先にある植物園です。
広大な敷地の中には、針葉樹林が生い茂る林、森林浴を楽しめる遊歩道から温室まで、たくさんの見どころがあります。
敷地内を一周しただけで1時間ほどかかるため、ガイドマップを見て行きたい場所を絞るのもおすすめです。
見渡す限りバラが咲き誇る「バラ園」は、優雅で心地良い気分に浸れるスポットです。
各国様々な産地のバラは赤、ピンク、紫、虹色など色鮮やかで目を奪われます。
歩いていると漂ってくる甘い香りに癒されながら散策しましょう。
バラ園の奥には、エリアごとに異なるテーマの植物が展示されている「大温室」があります。
熱帯に生息する日本ではあまり見られない植物から、見ていると癒される草花まで、ズラッと並ぶ植物を鑑賞しましょう。
神代植物公園の観光情報
住所 : 調布市深大寺元町二・五丁目、深大寺北町一・二丁目、深大寺南町四・五丁目
アクセス : 深大寺駅から徒歩10分
電話番号 : 042-483-2300
定休日 : 月曜日、年末年始
営業時間 : 9:30~17:00(最終入場は4:00)
料金 : 大人500円、65歳以上250円、中学生200円、小学生以下無料
2. 無料で楽しめる穴場スポット!「深大寺水車館」
深大寺の西参道方面を歩いていくと見つかる穴場スポットです。
武蔵野台地の人々の暮らしを使える小さな水車館では、季節ごとの景色を楽しめます。
敷地そのものは広くありませんが、水車と紅葉をはじめとする周辺の木々が織りなす景色は深大寺随一です。
深大寺水車館のある方面は、本堂や正面参道からは少し離れたエリアです。
こちらの方面まで足を伸ばした際には、水車館周辺の深大寺そばのお店で食事をしましょう。
深大寺水車館の観光情報
住所 : 東京都調布市深大寺元町5-10-6
アクセス : 深大寺バス停から徒歩5分
電話番号 : 042-481-7184
定休日 : 月曜日、年末年始
営業時間 : 9:30~17:00(冬季は16:00まで)
料金 : 無料
3. 湿地帯に咲き誇る花や植物!「水生植物園」
深大寺バス停から徒歩4分、神代植物公園の分園であり、無料で利用できる植物園です。
深大寺の裏山から湧き出た水が溜まった湿地帯に、水生植物が植えられています。
深大寺の参道から少し外れた場所にあるため、看板を目印にして探してみましょう。
近くには深大寺不動堂といったスポットもあります。
水生植物の中でも「彼岸花」は、鮮やかな色合いで観光客を楽しませてくれます。
水生植物園の観光情報
住所 : 東京都調布市深大寺元町2丁目
アクセス : 深大寺バス停から預保4分
電話番号 : 042-483-2300
定休日 : 月曜日、年末年始
営業時間 : 9:30~16:30
料金 : 無料
深大寺のグルメスポットを紹介
深大寺周辺は、参道を中心にあらゆるグルメスポットが集まっています。
深大寺参道に並ぶお店はもちろん、バス停からも近いお店を厳選して紹介します。
澄んだ湧水を使ったご当地グルメ「深大寺そば」をはじめ、お店ごとの個性あふれる料理を堪能しましょう。
1. そば粉と水のみを使用!深大寺そばの人気店で10割そば「一休庵」
深大寺バス亭から徒歩4分、深大寺の正面にあたる山門から徒歩すぐの場所にあるそば店です。
お昼時には行列ができる人気店では、香りの良いよもぎそば、お店特製の9割そば粉のそばや10割そばを味わえます。
なお、お昼過ぎには売り切れのメニューも出てくるため、早めに来店するのが無難です。
「割そば」1,000円(税込)は、そば粉と水のみを使用し、つなぎの小麦粉は一切使われていない一品です。
つなぎを使わない10割そばは、ぼそぼそとした食感になりがちですが、こちらのそばはのどごしが良く、程よい弾力があります。
一噛みごとに広がるそば粉の香りを感じましょう。
食後に付いてくるそば湯は、そのままはもちろん、だし汁に注いで飲むのもおすすめです。
一休庵の店舗情報
住所 : 東京都調布市深大寺元町5-11-2
アクセス : 深大寺バス停から徒歩4分
電話番号 : 042-482-6773
定休日 : 月曜日
営業時間 : 11:00~15:00(土日祝日は15:30まで)
予算 : 【昼】1,000~1,999円
禁煙・分煙 : 完全禁煙
2. 深大寺すぐそばの日本料理店「深大寺 水神苑」
深大寺バス停から徒歩5分、深大寺境内からすぐの場所にある日本料理店です。
会席料理から御膳までシーンに合わせた料理をいただけます。
店内にある大きな窓からは、お店の裏手に広がる森林や庭園を眺められるのが魅力です。
深大寺名物のそばがメインの「そば御膳」2,700円(税込)は、小鉢豊富でボリューミーなセットです。
野菜や海鮮をふんだんに使った料理の数々は、見た目も楽しめます。
お子様用のセットもあるため、小さな子供連れの家族も安心です。
深大寺 水神苑の店舗情報
住所 : 東京都調布市深大寺元町5-10-3
アクセス : 深大寺バス停から徒歩5分
電話番号 : 042-486-0811
定休日 : 年末年始
営業時間 : 【昼】11:30~15:00(L.O.14:30)【夜】11:30~15:00(L.O.14:30)
予算 : 【夜】6,000~7,999円 【昼】2,000~2,999円
禁煙・分煙 : 完全禁煙
3. 深大寺すぐそばのアンティークなカフェ「グリーンフロントカフェ」
深大寺バス停から徒歩5分、店名通り自然あふれる深大寺の入口付近にあるカフェです。
アンティークな家具が並ぶ店内は、落ち着いた雰囲気を感じられます。
テーブル席の他にカウンター席も完備され、お一人様の方にも便利なお店です。
メニューはフードからドリンク、デザートまで揃っています。
フードの「とろとろオムライス」850円(税込)は、ミニサラダも付いてくる一品です。
とろとろの卵と濃厚なソースをご飯に絡めていただきましょう。
カレー好きな店主が作る「牛スジカレー」もお店の人気メニューです。
深大寺周辺は、お昼で閉まるお店も多い中、夕食時まで開いています。
グリーンフロントカフェの店舗情報
住所 : 東京都調布市深大寺元町4-38-4 1F
アクセス : 深大寺バス停から徒歩5分
電話番号 : 042-426-4145
定休日 : 月曜日
営業時間 : 【火~金】11:00~19:00(L.O.18:00、ドリンクL.O.18:30)【土日祝】10:00~18:00(L.O.17:00、ドリンクL.O.17:30)
予算 : 【夜】1,000~1,999円 【昼】1,000~1,999円
禁煙・分煙 : 完全禁煙
都心を離れた歴史あるお寺!深大寺に行こう
西東京にある深大寺の見どころを中心に、周辺の観光・グルメスポットをご紹介しました。
調布に行かれる用事がある方は、ぜひ深大寺を巡ってみてください。
提供元・TABI CHANNEL
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