
あおり運転をしてしまうドライバーのマインドは、相手を屈服させたという感情といえる。ならば、こちらの存在そのもので相手を気圧してしまうようなクルマを選ぶのもひとつの方法だ。ようは「手を出そう」という気にさせないようなクルマを選べばいい。その代表格といえるのは蛍光カラーやラメのラッピングをほどこしたスーパーカー。マフラーも交換したようなランボルギーニを、「あおってやろう」などと思うドライバーもいないだろう。それに、もしあおり運転? と感じるくらいに近づかれたとしても、「かっこいいスーパーカーを近くで見たいんだな」と思っていれば、余裕でいられるのではないだろうか。このあたり、ド派手な国産チューンドカー。たとえば、ドリフト仕様であったり、ネオン管をほどこしたドレスアップカーであったりといったクルマにも似た効果があると感じられる。

最後に紹介するのはハイエースやキャラバンNV350といった商用1BOXたち。こうしたクルマがあおられているというシーンは、ほとんど目にしたことがない。もっとも現場へ行き来している商用1BOXが、あおられるような速度で走っているケースが少ないのかもしれないが、大のオトナが何人も乗っていそうな雰囲気というのは、少なくとも一人で乗っているときには、あおろうという気にさせないことだろう。

世の中には高級車に乗っているときは、あおり運転をしてもいいと考えている人もいるという。いずれにしても、あおり運転をする人は何かのきっかけで理性を失い、まさしく暴走してしまうわけだが、それでも弱者に対して行なう行為というのは基本的に変わらない。
ここでは強者に見えるようなクルマを選べばあおり運転されにくいであろうということで5つのモデルを紹介したが、これが冗談交じりの笑い話になる日になることを期待したい。
文・山本晋也/提供元・CARSMEET WEB
【関連記事】
・イタリアンテイストの新型BMWが登場!ただしエンジンはありません。
・【スクープ】トヨタの次期「ノア」シリーズはTNGAを採用。エクステリアもスポーティに進化する?
・デビューは最速で年末? 次期「メルセデス・ベンツCクラス」の開発が終盤に!
・最大のライバルは従来モデル!?「BMW 1シリーズ」【JAIA輸入車試乗会】
・欧州のベストセラーSUV、「フォード・クーガ」が全面改良で環境性能を強化!