MOBY編集部インターネット調査チームが総力を挙げて軽自動車「スーパーハイトワゴン」について、2019年通年販売台数から人気ランキングを作成、各モデルの試乗評価やユーザーの声をインターネットから徹底情報収集しました。
目次
▼軽スーパーハイトワゴン人気ランキング(2019年通年)
▼【1位】ホンダ・N-BOX(253,500台)
▼【2位】ダイハツ・タント(175,292台)
▼【3位】スズキ・スペーシア(166,389台)
▼【4位】日産・デイズルークス(157,439台)
▼【5位】ダイハツ・ムーヴキャンバス(122,835台)
▼【6位】三菱・eKスペース(44,883台)
▼【7位】ホンダ・N-WGN(32,382台)
▼【8位】ダイハツ・ウェイク(22,382台)
▼【9位】スズキ・エブリイワゴン(16,910台)
▼【10位】マツダ・フレアワゴン(13,657台)
▼【11位】スバル・シフォン(5,642台)
▼【12位】ダイハツ・アトレーワゴン(4,949台)
▼【13位】トヨタ・ピクシスメガ(4,080台)
▼【14位】マツダ・スクラムワゴン(1,139台)
▼【15位】三菱・タウンボックス(703台)
▼【16位】スバル・ディアスワゴン(463台)
軽スーパーハイトワゴン人気ランキング(2019年通年)
順位 | メーカー名 | 車名 | 販売台数 |
1 | ホンダ | N-BOX | 253,500 |
2 | ダイハツ | タント | 175,292 |
3 | スズキ | スペーシア | 166,389 |
4 | 日産 | デイズルークス | 157,439 |
5 | ダイハツ | ムーヴキャンパス | 122,835 |
6 | 三菱 | eKスペース | 44,883 |
7 | ホンダ | N-WGN | 32,382 |
8 | ダイハツ | ウェイク | 22,382 |
9 | スズキ | エブリイワゴン | 16,910 |
10 | マツダ | フレアワゴン | 13,657 |
11 | スバル | シフォン | 5,642 |
12 | ダイハツ | アトレーワゴン | 4,949 |
13 | トヨタ | ピクシスメガ | 4,080 |
14 | マツダ | スクラムワゴン | 1,139 |
15 | 三菱 | タウンボックス | 703 |
16 | スバル | ディアスワゴン | 463 |
当ランキングトップ3は、軽自動車販売台数全体のトップ3でもあります。この結果はやはり、スーパーハイトワゴンというジャンル自体が人気だという表れです。4位の日産 デイズルークスおよび6位の三菱 eKスペースは2020年春に新型がデビュー。トップ3の牙城をどう崩していくか注目です。
【1位】ホンダ・N-BOX(253,500台)
2014年以降5年連続で軽自動車販売台数1位に輝いたホンダ N-BOX。ユーザーの評価は、「室内空間が広い」「普通車に匹敵する良質な走り」「ホンダセンシング標準装備による先進安全機能の充実」の3点に集約されているようです。積載能力の高さや運転席からの視界の広さにも定評があり、街乗りでは大活躍の模様。シンプルで飽きのこないデザインも長く愛される秘訣で、日本一売れている理由を実感しているユーザーが多く見られる印象でした。
【2位】ダイハツ・タント(175,292台)
スーパーハイト系という市場を開拓したダイハツ タント。2019年7月に登場した新型は「DNGA」第1号で、シンプルでたくましい印象へと変貌しました。多くのユーザーは、ピラーレスの片側スライドドアや圧倒的に広がった前方視界、世界初の運転席ロングスライドシートなどの使い勝手向上に反応を示しました。操舵安定性や足回りのしなやかさはN-BOX以上という評価もあり、走行面も軽ハイトワゴンとしてレベルが高いようです。
【3位】スズキ・スペーシア(166,389台)
「カスタム」と「ギア」の2種派生でターゲット層を広げるスズキ スペーシア。ユーザーレビューを見ると、派生型含めシリーズ全体に共通する個性的な外装デザインや、スズキ独自のマイルドハイブリッドによる高い燃費性能に言及する声が目立ちます。ほかにも、軽自動車初の後退時ブレーキアシストや、運転中に目線を落とさなくても済むヘッドアップディスプレイといった各種先進機能、そしてデイリーユースに嬉しい収納の多さなどが評価されています。
【4位】日産・デイズルークス(157,439台)
2020年3月に新型が発売されることで話題の日産 デイズルークス。スリムなスタイリングとVモーションデザインの程よいスポーティテイストが中性的な印象を与えています。ファミリーユーザーが多い中でも子育てママ層がとくに厚く、子どもの乗り降りに助かる140cmの室内高、フロントとリアの温度差を小さくするシーリングファンなど、乗る人への配慮が手厚いとの評価が見られました。燃費や走行性能は軽自動車として過不足ない標準的なスペックのようです。
【5位】ダイハツ・ムーヴキャンバス(122,835台)
かわいい軽代表格のダイハツ ムーヴキャンバスは、ビジュアルに一目惚れする女性ユーザーが多い印象です。カラーラインナップはパステル系が多く、とくにおしゃれなツートンカラーが人気商品として選ばれています。ナチュラルテイストの内装には、足元を有効活用できる置きラクボックスやふた付き収納スペースが用意され、買い物や近場への移動に重宝されているようです。シートの固さや全車ノンターボ仕様といった短所にも言及が多いですが、愛嬌でカバーできるという意見も。
【6位】三菱・eKスペース(44,883台)
2020年2月6日に2代目となったばかりの三菱 eKスペース。日産 デイズルークスと兄弟関係にあり、ゆったりできる広い室内空間やバランスの良いデザイン性がユーザーから評価されています。スリムで背が高い見た目に反して、ロール(車の傾き)が少ない走行には安心の声も。フロア地上高は355mm(参考:N-BOX=360mm)と低く、両側スライドドアとあわせて乗降性に優れているようです。
※上記は初代のレビューをまとめたものです。
【7位】ホンダ・N-WGN(32,382台)
現行からN-ONE同様レトロスタイルを採用したホンダ N-WGN。少しチープになり残念という声もありますが、個性派フェイスを気に入るユーザーもいるようです。とくに内装のシートボリューム・形状や、ドライビングポジション調節の柔軟性など、乗る人が疲れないための工夫が評価されています。ホンダの軽初となる渋滞追従機能付きアクティブクルーズコントロールの精度に驚く反応も多く見られました。
【8位】ダイハツ・ウェイク(22,382台)
精悍なデザインに高い積載能力を誇るダイハツ ウェイク。広告イメージの通り、車中泊が可能なほど室内を広く活用でき、アウトドアユースを想定しているユーザーが多い印象です。ミニバンに劣らないほどの広い視界と高い目線も特徴で、軽とは思えない開放的な運転感覚もアウトドアを盛り上げる要素だとか。あくまで走行性能は標準的なレベルなので、荷物を多く積載した状態での山道運転には注意が必要とのこと。
【9位】スズキ・エブリイワゴン(16,910台)
スズキ エブリイワゴンは、軽商用バンをベースにした癖のないオーソドックスなスタイルが特徴。軽自動車トップクラスの車高は積載能力を底上げする一方、高速走行時に風に煽られやすい点に触れるユーザーが多い感触です。軒並み評価が高いのは、坂道を苦にしないトルキーなエンジンと圧倒的な室内の広さ。釣り具の積載や車中泊用のスペースが確保できるため、アウトドアユースでも重宝されるようです。
【10位】マツダ・フレアワゴン(13,657台)
マツダ フレアワゴンは、スズキ スペーシアのOEMモデル。スペーシアと同様に、デザイン・高い居住性・燃費性能・取り回しの良さに対する評価が全体的に高い印象でした。マツダユーザーが代車やセカンドカーとして利用するケースが多いようで、スペーシアとあえて比較するようなレビューはあまり見られません。例外として、スペーシアよりボディカラーの選択肢が少ないのは残念という声は散見されます。
【11位】スバル・シフォン(5,642台)
スバル シフォンは、ダイハツ タントのOEMモデル。利用者は主にスバルにこだわるユーザーで、「おしゃれで広くて使いやすい」という点ではタントのレビュアーと同様の反応を示しています。ダイハツのスマートアシストをそのまま引き継いでおり、人や障害物の検知機能には安心という声も。また、スイッチ操作で開閉が自動化されたスライドドアの使い勝手に魅力を感じる評価も多い印象でした。
【12位】ダイハツ・アトレーワゴン(4,949台)
ダイハツ アトレーワゴンのユーザー評価は、主に後部座席をフルフラットにできる点や、全車ターボ付きのため発進時や加速時にパワー不足を感じない点などに集約されていました。設計思想は貨物車(ハイゼット)ベースなので、乗り心地や走行性能への過度な期待は禁物とのこと。主張しないデザインを携え堅実に仕事をする、こうしたアトレーワゴンのいぶし銀な姿を気に入るユーザーが一定数いるようです。
【13位】トヨタ・ピクシスメガ(4,080台)
トヨタ ピクシスメガは、ダイハツ ウェイクのOEMモデル。ユーザー評価はウェイク同様、圧倒的に室内の広さへの言及で占めています。後席の多彩なシートアレンジや疲れにくいシート設計、リクライニング機能などの実用性・居住性に関する評価が高く、アウトドア用のツールとして重宝されるようです。ただし、室内が広い分、前席と比較して後席は空調による温度変化が伝わりにくいというデメリットへの言及もありました。
【14位】マツダ・スクラムワゴン(1,139台)
マツダ スクラムワゴンは、スズキ エブリイワゴンのOEMモデル。はじめからデザイン性・先進性より実用性重視のつもりで購入するユーザーが多いのか、高い積載能力や装備の使い勝手、ターボエンジンのトルクバランスなどには高評価の声ばかりです。ユーザーの主な用途はレジャーやアウトドアのようで、長距離運転に耐えうるポイントとしては室内の広さだけでなく、ハンドリングやストップ&ゴーの制御が優れている点にも言及がありました。
【15位】三菱・タウンボックス(703台)
三菱 タウンボックスは、スズキ エブリイワゴンのOEMモデル。室内が広いためファミリーユースはもちろん、仕事用のパートナーとして愛用するユーザーも多い印象です。エブリイワゴンの設計が優れているため、走りの力強さ・安定感や積載性・居住性はタウンボックスでも高い評価を受けています。悪路にもある程度対応できるとのことで、レジャー・アウトドア・街乗りのあらゆる用途で使える汎用性もポイントです。
【16位】スバル・ディアスワゴン(463台)
スバル ディアスワゴンは、ダイハツ アトレーワゴンのOEMモデル。先代はスバル製サンバーの系譜で、スーパーチャージャーやRR駆動といった仕様が一部のマニアには人気でした。しかしダイハツ設計へ移行してからは一般的なワンボックスに落ち着き、限定的なスバルユーザーが主な購入層となっているようです。現行モデルのレビュー・口コミは少ないですが、基本的にアトレーワゴンと同様に室内の広さと積載性が評価されています。
文・長岡 慎太郎/提供元・MOBY
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