米国株同様に、米国ETFにも関心が寄せられている。手数料の安さや、昨今の株価の変動などが主な要因だ。米国ETFはバラエティに富み、世界的に有名な銘柄も多い。ここでは、初心者がチャレンジする際に知っておきたい特徴や選び方、おすすめ銘柄などを紹介する。
目次
1,米国ETF、3つの特徴
2,米国ETFを選ぶ3ポイント――経費率、流通量、投資スタイル
3,おすすめ米国ETF(アメリカETF)10選
4,購入するときの3つの注意点
5,投資初心者に米国ETFがおすすめの理由
1, 米国ETF(アメリカETF)の3つの特徴――リアルタイム、リスク分散、低コスト
米国ETFは米国個別銘柄に比べて扱いやすいので、米国株初心者にとって最適な商品と言える。米国ETFには、以下のような特長がある。
特徴1,リアルタイムで取引できる
米国ETFは、米国株式市場に上場する投資信託である。一般的なの投資信託との違いは、上場しているため、普通株と同じように価格の推移を見ながら株式市場で売買できることだ。
投資信託の取引価格は、1日1回夜に確定する基準価額が適用されるので、注文を出した時点では約定代金がいくらになるかわからない。よって、その場で約定価格を知りたい人にはETFはおすすめだ。
特徴2,リスクを分散できる
ETFは投資信託の一種である。投資信託は株価指数を構成する多くの銘柄でポートフォリオが組まれているため、1つの銘柄に投資する場合よりもリスクを分散できる。米国ETFの構成銘柄はさまざまなので、米国ETFを1本購入するだけで自動的に分散投資ができる。
投資の基本は分散投資。米国ETFは、専門的な知識がなくてもリスク分散投資ができる便利な商品なのだ。
特徴3,低コストで運用できる
米国ETFはインデックス指数を対象としているため、経費率(信託報酬とほぼ同義)が安く設定されている。一般の投資信託の信託報酬に比べても、米国ETFの経費率は安い傾向がある。
米国ETFの主なコストである経費率は、保有する期間中継続的に発生する。長期保有することを前提に米国ETFに投資するなら、経費率の低さは大きなメリットになる。
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2, 米国ETF(アメリカETF)を選ぶ3ポイント――経費率、流通量、投資スタイル
多くの米国ETFの中から特定の銘柄を選ぶ際は、以下の3点を確認してから判断するといいだろう。
選ぶポイント1,経費率は安いか
投資初心者や米国株初心者は、米国ETFの主なコストである経費率が安い銘柄を選ぶことが大原則である。
米国ETFで資産形成をするにあたっては、為替手数料など国内株式にはないコストも発生するので、常に低コストを心掛けて運用したい。
選ぶポイント2,流通量は多いか
ETFのメリットの1つは、価格変動を見ながらリアルタイムで取引できることだ。このメリットを最大限活かすためにも、日々の出来高が多い銘柄を選びたい。出来高が少ないと、思い通りのタイミングで取引できないことがあるからだ。
証券会社のホームページから、人気銘柄や話題を集めている銘柄の出来高をチェックしてみるといいだろう。
ポイント3,ポートフォリオは自分の投資スタイルに近いか
米国ETFのポートフォリオは、それぞれに特徴がある。主な例は以下のとおりだ。
- 高配当利回り銘柄ばかりを対象としたETF
- S&P500構成銘柄でポートフォリオを組んだETF
- S&P500対象銘柄のうち高配当利回り銘柄または成長株を集めて構成されたETF
- ナスダック上場銘柄のうち時価総額上位100銘柄を集めたETF
最初に自分の投資スタイルを決めて、その投資スタイルに近い特徴を持つ米国ETFを選ぶと手間がかからない。
3,おすすめ米国ETF(アメリカETF)10選!経費率や利回りなどを比較
ここでは、投資に適した米国ETFを絞り込んで、おすすめの米国ETF TOP10銘柄を選定し、それぞれのETFの概要について説明しよう。
米国ETFを選ぶにあたって、次の条件を満たす銘柄を抽出した。
- 長期投資を前提として「経費率が低いこと」
- 保有期間中の繰上償還や上場廃止を回避するために「流動性があること」、もしくは「純資産総額が確保されていること」
- インカムゲインを期待できるように「分配金利回りが高めであること」、あるいは売却時にキャピタルゲインを狙えるように「騰落率(上昇率)が高いこと」
実際に、以下の手順で、初心者でも取引しやすい、おすすめ米国ETFを絞り込んだ。
- SBI証券と楽天証券の週間売買代金ランキング各10銘柄と、マネックス証券「銘柄スカウター米国株」配当利回り上位30銘柄をピックアップする
- 各銘柄の経費率、分配金利回り、出来高、純資産総額などのスペックを調べて、経費率の低い順に並べ替える。
- 分配金利回りが高くても、極端に出来高や純資産残高が少ない銘柄を除外する。
- 分配金利回りが低い(2%以下)銘柄については、直近1年、直近2年、設定来の騰落率や長期的なトレンドをチェックして、横ばい、あるいは下降トレンドにある銘柄を除外する。
最終的に絞り込まれたのは、以下の10銘柄である。ETFのスペックやファンド概要を見ながら、どのような米国ETFがラインアップされているかをイメージしてほしい。
米国ETFおすすめランキングTOP10
順位 | 銘柄名 〈ティッカー〉 |
経費率 | 分配金利回り (税引前) |
純資産総額 ※ |
2020/10/5終値 (現地時間) |
1 | バンガード S&P 500 ETF<VOO> |
0.03% | 1.73% | 1,613億米ドル | 312.080米ドル |
16兆9,365億円 | |||||
2 | バンガード・トータル・ ストック・ マーケットETF <VTI> |
0.03% | 1.67% | 1,632億米ドル | 173.460米ドル |
17兆1,360億円 | |||||
3 | iシェアーズ・コア 米国総合債券市場ETF <AGG> |
0.05% | 2.29% | 808億米ドル | 117.520米ドル |
8兆4,840億円 | |||||
4 | バンガード・米国 高配当株式ETF <VYM> |
0.06% | 3.56% | 264億米ドル | 82.320米ドル |
2兆720億円 | |||||
5 | バンガード・ 米国増配株式ETF <VIG> |
0.06% | 1.73% | 476億米ドル | 130.460米ドル |
4兆9,980億円 | |||||
6 | バンガード・トータル・ ワールド・ストックETF <VT> |
0.08% | 1.96% | 142億米ドル | 82.100米ドル |
1兆4,910億円 | |||||
7 | SPDR S&P 500 ETF <SPY> |
0.09% | 1.69% | 2,953億米ドル | 339.760米ドル |
31兆65億円 | |||||
8 | バンガード・ 米国情報技術 セクターETF<VGT> |
0.10% | 0.91% | 365億米ドル | 315.070米ドル |
3兆8,325億円 | |||||
9 | iシェアーズiBoxx米ドル建て 投資適格社債 ETF<LQD> |
0.14% | 2.87% | 552億米ドル | 134.360米ドル |
5兆7,960億円 | |||||
10 | インベスコQQQ トラスト シリーズ1 <QQQ> |
0.20% | 0.58% | 1,346億米ドル | 280.160米ドル |
14兆1,330億円 |
初心者が気軽に購入できる経費率を低いという基準のランキングでは、業界で低コスト運用を謳うバンガードのETFが過半数を占めた。
実際に米国ETFを選ぶ際には、経費率の低さだけでなく、インカムゲインあるいはキャピタルゲインのどちらを目的に投資するのか、どのような資産に投資したいのかなど、自分の投資目的や対象も考慮に入れて、総合的に判断してほしい。
第1位,バンガード S&P 500 ETF<VOO>――低い経費率で成長を続けるS&P500銘柄に投資
S&P500を参考指標にするETFは多数上場しているが、その中で、バンガードが運用するVOOは経費率が0.03%でもっとも低い。さらに、中長期的にわたって値上がりを続けていることから人気も高く、出来高と純資産総額も申し分ない、定番人気のETFである。連動指数であるS&P500 TRは、米国の主要業種を代表する大型株500銘柄で構成されており、米国株式市場のベンチマークにもなっている。
分配金利回りは1.73%であまり高くないが、直近5年間において91.34%もの高い騰落率を打ち出している。将来的に値上がりを期待できるため、キャピタルゲインを目的として、中長期に保有するのがおすすめの銘柄の一つだ。
第2位,バンガード・トータル・ストック・マーケットETF<VTI>――低い経費率で米国のグロース株とバリュー株に分散投資
連動指数はCRSP US Total Stock Market TR。本インデックスは、ニューヨーク証券取引所とナスダックに上場しているバリュー株やグロース株、小型株から大型株まで、米国株式市場全体を網羅する銘柄群で構成されている。
直近5年間の騰落率は88.22%を記録しており、米国株式市場全体の値動きに連動して、価格は緩やかながら長期にわたって上昇を続けている。
分配金利回りは1.67%であるが、今後の値上がりを期待できるので、中長期で保有してから売却益も狙いたい。
第3位,iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF<AGG>――価格安定の米国債券市場が対象
Bloomberg Barclays U.S. Aggregate Bond TRを連動指数とする、ブラックロックが運用するETFの一つ。
インデックスを構成するのは、高格付けで発行されている適格投資債券。対象となるのは、米国で公募発行される投資適格の米国国債や社債、資産担保証券など、米国債券市場全体であり、流動性の高い債券が選ばれている。
経費率は0.05%で、ETF銘柄の中でも低めのコストで運用されている。分配金利回りも2.29%であり、2020年10月5日現在のメガバンクの定期預金金利が年0.002%(税引前)であることに比べると、かなりの高利回りだといえる。
一方で直近5年間の騰落率は21.99%であり、それほど大きな売却益を望めない。着実に分配金を受け取れること、経費率が低いこと、さらに債券ETFの特長として中長期的に見ても価格変動リスクが低いことから、長期保有向きのETFの代表格に挙げられるだろう。
第4位,バンガード・米国高配当株式ETF<VYM>――高配当利回り対象で分配金にも期待
バンガードが運用するETFであり、比較的低い経費率が設定されている。連動指数はFTSE High Dividend Yield TR USDであり、米国の高配当利回り銘柄だけで構成されている。分配金利回りは3.56%で、おすすめ銘柄として紹介されている10銘柄中、最高利回となっている。
直近5年間の騰落率は49.52%であるため、売却益を出すことも可能であるが、経費率が低く、分配金利回りも高いことから、インカムゲインを目的とした長期保有に向いている。
第5位,バンガード・米国増配株式ETF<VIG>――対象は10年以上連続増配の優良企業
バンガードが運用する低コストETFの一つ。連動指数はNasdaq Dividend Achievers Select TRであり、ナスダック100銘柄のうち、10年以上の連続増配実績がある米国個別銘柄で構成されている。分配金利回りは1.73%なので、分配金を目的とした長期投資も可能。一方、直近5年間の騰落率も91.00%ある。
経費率0.06%で低コスト運用し、分配金を受け取りながら長期に保有し続けて、値上がりしたら売却して、キャピタルゲインを確保するのが賢いだろう。
第6位,バンガード・トータル・ワールド・ストックETF<VT>――投資対象は世界47カ国の株式市場
連動指数はFTSE Global All Cap TR USDであり、世界約47カ国の米国を含む先進国や発展途上国の小型株、中型株、大型株を対象に、約8千銘柄が構成銘柄として組み込まれている。世界中の国々のあらゆる企業が投資対象になっているため、分散投資効果が高い。
分配金利回りは1.96%、直近5年間の騰落率は61.77%。
世界中に投資したい人、効果的な分散投資をしたい人、分配金を受け取りたい人、あるいは中長期に保有することで値上がり益を獲得したい人など、さまざまな用途に適したETFである。
第7位,SPDR S&P 500 ETF<SPY>――S&P500指数に連動する米国の超人気ETF
連動指数はS&P 500 TRであり、情報技術や金融、エネルギー、医療、消費者必需品など、24もの幅広い産業グループに属する500銘柄で構成されている。
純資産総額は2,953億米ドル(1米ドル=105円で換算すると31兆円以上)にのぼり、ファンドの規模において、他の米国ETFを圧倒する。2020年10月5日の出来高も4,571万口にものぼり、桁違いの人気。
分配金利回りは1.69%、直近5年間の騰落率は90.84%。S&P500を連動指数とする他のETF同様に、高い騰落率が特徴となっている。長期保有による値上がり益を期待できる、米国の代表的な人気ETFだ。
第8位,バンガード・米国情報技術セクターETF<VGT>――IT業界を牽引する米国IT企業が投資対象
連動指数であるMSCI US Investable Market Information Tech TRは、米国の情報技術セクターの大型株、中型株、小型株で構成されたインデックス。投資対象の米国情報技術セクターは、ソフトウェア関連、ハードウェア関連、半導体関連の3つの分野から成り立っており、米国を代表するIT企業で構成されている。
分配金利回りは0.91%で低めに抑えられているため、インカムゲインは期待できない。それに対して、直近5年間の騰落率は229.66%という驚異的な数値を記録。
VGTは米国IT業界が持続的に成長する限りは、大きなキャピタルゲインの獲得が見込める。その反面、投資対象がIT業界に限定されるため、リスク分散効果が低くなることに注意したい。
第9位,iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF<LQD>――分配金と安定性が魅力
ブラックロックが運用するETFブランド、iシェアーズのETF銘柄の一つであり、Markit iBoxx USD Liquid Investment Grade TRを連動指数とする。本インデックスは、米ドル建ての、流動性が高い投資適格債券で構成されている。投資適格債券とは、BBB以上に格付けされている信用力の高い企業が発行する債券のこと。
投資対象となっている投資適格債券を発行する企業は、小企業から大企業まで、消費者サービス、石油・ガス、金融およびその他のセクターに属する企業までと幅広い。そのため、LQDへの投資は、米国債券市場全体を投資対象とすることと同じ意味を持つ。
LQDは債券ETFであるため、株式ETFに比べると価格変動率が小さく、保有期間に関わらず価格が安定している。分配金利回りは2.87%と高めなので、インカムゲインを主体とした投資に向いている。直近5年間の騰落率は37.03%で決して高くないため、売却益を目的とした投資には不向きだ。
債券ETFは株価暴落時でも価格が比較的安定しているのが特長。この特長を活かして、株式の個別銘柄や株式ETFのリスクヘッジとして、LQDをポートフォリオに組み込むのもよいだろう。
第10位,インベスコQQQトラストシリーズ1<QQQ>――ナスダック100に連動する人気のETF
インベスコが運用するETFの一つであり、連動指標となっているNASDAQ 100 TRを構成する全銘柄を投資対象としている。2020年10月5日の出来高が2,818万口にものぼり、ランキングTOP10のうち、SPYに次ぐ人気ETFとなっている。
ナスダック100は、ナスダック市場に上場する時価総額が大きな100銘柄で構成されている。組入れ上位10銘柄は情報技術、通信セクターの企業であり、構成比の過半数を占める。
経費率は0.20%であり、上位にランクインする米国ETFに比較すると高め。分配金利回りも0.58%で高くないため、インカムゲインを目的とする長期保有にはあまり向いていない。それに対して、直近5年間の騰落率は183.97%。ナスダック100指数のパフォーマンスは長期的に堅調な伸びを示しており、それに連動するQQQも長期保有後のキャピタルゲインに期待が持てる。
ここまでおすすめの米国ETFを紹介してきたが、これら全てを取り扱っている証券会社は上でも紹介した下記の3社だ。
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4, 米国ETFを購入する際の注意点 配当利回り以外の基準もしっかり確認しよう
個別銘柄とは違い、米国ETFは1回の投資でリスクを分散しながら、米国株の特色であるインカムゲインのメリットも得られる。米国ETFのメリットを活かした投資を実現するには、銘柄の選び方にいくつかの注意点があるので、忘れずに確認しておきたい。
注意点1,高い利回りの銘柄が良い銘柄とは限らない
米国ETFには利回り(30日)が8%、9%にもなる高利回り銘柄が存在するが、利回りの高さだけに着目して銘柄を選ぶのは危険だ。
高利回りの株式や社債が組み入れられたETFには、株式であれば赤字業績が続いている、社債であれば信用格付け「B」銘柄の投資比率が高いなどの潜在的リスクがある。このような場合は倒産や減配の可能性があるため、状況が悪化すると基準価額が暴落するだけでなく、希望通り売却できないことも考えられる。
高利回りを米国ETFの銘柄選びの基準にする際には、利回りが高すぎない銘柄、せいぜい5%程度までの銘柄を選んでおくのが無難だ。5%以上の場合でも、S&P500やナスダックなど、質の高い企業が母集団になっているETFなら比較的安心だろう。
一方で、分配金を得られるETFでも経費率(年率)が0.6%や0.7%という銘柄もある。米国ETFを保有する期間中かかる経費は、受け取る分配金の手取り額を減らしてしまう。経費率が高くはないか十分チェックしてほしい。
注意点2,為替リスクや価格変動リスクを忘れない
米国ETFは個別銘柄に比べて価格変動リスクが低いものの、米ドル建ての商品であることから為替リスクがある。為替相場の悪化によって、売却時に投資元本を割り込む可能性があることを忘れないでほしい。
また、ETFは多くの銘柄に分散投資をするためリスク分散になるとはいえ、価格変動リスクがなくなるわけでない。米国株式相場が下落すれば、米国株式を組み入れているETFの基準株価も下落する。米国ETFといえども、万能ではないことを覚えておきたい。
注意点3,購入時に買付手数料がかかる
米国ETFは米国株の一種なので、購入時には株式同様に買付手数料がかかる。ネット証券では投資信託の買付手数料は原則無料になっているが、これと混同しないようにしたい。
しかしネット証券各社では、米国ETFのうち特定銘柄に対して買付手数料を恒久的に無料にしている。NISA口座を使えば実質的に買付手数料が無料で、かつ非課税になる。これを利用すれば、コストをギリギリまで抑えて米国ETF投資ができるようになる。
条件が合えば米国ETFのコストを下げながら投資ができるので、買付手数料無料の米国ETFをチェックしてみるといいだろう。
5,投資初心者に米国ETFをおすすめする理由
投資初心者のうちは、取引コストとリスクはできるだけ低いほうがいい。この条件を満たす商品の1つが米国ETFだ。
米国ETFなら、大きな利益を得ることは期待できないが、堅実に投資したい人の強い味方になるはずだ。
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